一村もおこなったドロ染めです。日を変えて5回染めます。回数が多ければ多いほど、光沢が出ます。この作業の前に、車輪梅(テーチギ=鉄木)に80回ほど 染めます。向こうに見えるのは一村宅です。 一村は、この掘っ立て小屋に引っ越して来て「大きくて、まるで、御殿のようだ」と喜びました。
名作「アダンの木」
大きな絵は4畳半ではかけませんでした。
画像の出典:『奄美群島日本復帰50周年記念 奄美を描いた画家 田中一村展』2004年
- 田中一村(いっそん)は、 1908年栃木市に生まれました。
7歳で文部大臣賞を受賞し、18歳の時には「田中一村賛奨会」で日本の重鎮から激励されるなど、将来を嘱望(しょくぼう)されましたが、中央画壇とは一線を画し、清貧の中で画業に励みました。 - 1958年50歳の時、奄美に移りました。
それから約20年間ツムギ染色工をしながら、不遇の中で、奄美の自然をえがきつづけました。
1977年、69歳で孤独のうちになくなりました。 - 植物や花鳥を画面いっぱいに細密にえがき、デフォルメした幽玄な作風で、独自の日本画の世界を生み出しました。
- 1984年NHKが紹介し、一躍多くの人を魅了しました。2003年、一村の作品が教科書に採用されました。
- 一村は、アダンをこのんでモチーフにしました。
アダンは、パイナップルのような大きな果実を実らせます。
常緑のままで真冬でも色鮮やかな花を咲かせます。
波打ち際に群生し、貴重な防風、防潮、防砂林ともなっています。 - 一村は、樹木を通して海の彼方を見るのが好きでした。
奄美の山は濃く、また雲をよぶので、海や空もたそがれた感じになっています。
山高く緑豊かなところの特徴的な風景です。 - 田中一村について
- 田中一村ウィキペディア
- 田中一村超マニアックコース
- 田中一村記念美術館







