ページ

ロングテール現象が世界を変える <図解 コラム


ロングテール現象とは、店頭にない無名の書籍が店頭の書籍の販売額を上回ったりすることです。

オンライン書店のアマゾンでは、リアル書店では扱ってない無名の本が売り上げの6割を占めます。
図の黄色の部分がロングテールです。

今は市場という恐竜を支配するのは、ヘッドではなく、長いしっぽ(ロングテール)となってきています。

紙媒体の雑誌はプロの書き手と編集者のコラボ(共同作業)ですが、いまではロングテール(無数の人々)が、編集者を通さずに発言していきます。

ネット世界では、取るに足らない大多数が発言権を増してきています。

ロングテールの時代は総評論家時代でもあります。
無数の大衆が検索サイトの順位、人気投票ランキングを決め、売り上げを左右します。

ロ ングテールには、クチコミサイトの「価格.コム」「@コスメ」、Q&Aコミュニティの「はてな」「OKWave」、SNS(ソーシャルネットワークサイ ト)の「mixi」「GREE」、ブログの「ココログ」「エキサイトブログ」、さらには誰もが書き込めるネット上の百科事典「ウィキペディア」、「アマゾ ン」の書評、動画共有サイト「YouTube」があります。

内部告発もロングテール現象です。

いままでは会社の経営は有力幹部だけが独占していましたが、パートなどのロングテールがものをいいはじめたことのあらわれです。

企業、機関には、主観的な努力の他に、無数の人々の審判に耐えられる透明性、社会的責任、法令順守が求められてきています。
    (2010年10月11日改稿)

    0 件のコメント:

    コメントを投稿