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格差社会は生産性をさげる

格差社会では、人生を早くからあきらめてしまう人もふえ、
世の中が不安定になるので、
長い目で見るならば、社会の生産性はさがります。

人は、負け犬になると、
孤独に陥りがちで、
・犯罪、
・自殺、
・アルコール依存
などの依存症に走りがちです。

アメリカでは、セーフティーネット(失業用の安全網)などが備わっています。 
  • 失業はアンラッキーなことで、恥ずかしいことではありません。
  • 職場を変えることがやさしいです。
  • 低所得者用の奨学金制度があります。
  • チャリティー(慈善)制度が備わっており、気軽に恩恵を受けることができます。
  • 失業や人生はやり直しがきくものです。
日本ではワーキングプア(働く貧困層)は
恥ずかしいことで、
すべり台からおちたら、上がる手立てがありません。

日本での急激な格差社会への移行は、
社会全体を不安におとしいれています。

職場を、地域を、家庭を崩壊におとしいれています。

リーマンに見られるように、
大借金して大ばくちをうちなさい、
という「ばくち資本主義」に世界の将来を託すことはできません。

かつての日本では、貧富の差が小さく、
がんばればそこそこ豊かになることができ、
労働意欲もわいたものでした。

【cf.】和田秀樹『エコノミスト』2008/08/15、三浦展など

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