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川越の菅原神社、放火で焼ける:強欲資本主義の犠牲

菅原道真(すがわらのみちざね)をまつる菅原神社

全焼した本殿

  • 江戸時代が見直されています。
    江戸時代には、地方分権があり、「地産地消」が当たり前でした。
    また、エコ社会でもありました。使える物は使い尽くす循環型 社会でした。
    武士も貧しく、大名も土地をもたないまあまあの平等社会でした。
    労働時間も短く4時間あまりだったといわれています。
  • 回り道のようですが、江戸時代のような和の社会の方が、犯罪もなく安定した生産性の高い社会になります。
    クルーグマンによれば、アメリカが最も繁栄ししあわせだったのは、中流層が多かったときです。
    日本でもかつてのよき時代には、国民の9割がみずからを中流だと考えていました。
  • 目先の利益だけに走り、他のこと、社会全体のことをかんがえない強欲資本主義は結局、経済的にも割に合いません。
    社会、地域、会社、家族を崩壊させます。
  • 菅原神社の拝殿を全焼させた放火犯は、元派遣社員の青年です。
    川越市内で働いていましたが、契約を解除され、今年1月中旬ごろに寮も退去処分となりました。
    ネットカフェなどを転々としながら日雇い労働で食いつ ないでいました。
    お金もなくなり菅原神社に泊まろうとしましたが鍵がかかっていたので、絶望感に襲われ放火しました。
    (埼玉新聞、2009年2月4日を抜 粋編集)
  • 強欲資本主義 市場原理主義のつけとしてこのような事件はこれからますますふえていくでしょう。
    (日本では、神社仏閣は一時避難所を提供したり、慈善をおこなうことはないようです。)
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  • 菅原神社は学問の神様菅原道真をまつる神社です。
    七福神の妙善寺のすぐ近くです。

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