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江戸時代の再学習を

今、江戸時代が見直されています。江戸時代は、地方分権で、「地産地消」が当たり前でした。エコ社会で、使える物は使い尽くす循環型社会でした。武士も貧しく、大名も土地をもたないまあまあの平等社会でした。安全で時間もたっぷりありました。回り道のようですが、日本は江戸時代のような人と人のふれあい、もちつもたれつ、隣組、共生社会の方が、かえって、犯罪もなく安定した生産性の高い社会になる道がはずです。

徳川家康は、260年にわたる世界史的にまれな平和な時代を築きました。
仏教では浄土はあの世にあります。
神道では、この世にあります。
神・家康はこの世を浄土にしようとしました。
幼いころ10数年も人質に取られ、戦乱で苦労した家康にとり、厭離穢土欣求浄土(えんりおど ごんぐじょうど)とは、「戦乱で汚れたこの世を嫌い、平和なこの世を願う」ことでした。

明治以降は、日清、日露、第1次、第2次など戦争に明け暮れた時代です。「江戸文明展」はありですが、明治では無理です。

ギスギス社会から、おもいやりのあるシットリ社会をめざすためにも、江戸を再学習する時期のようです。

【追】
住んでみたい街ランクで、埼玉県では川越がトップになりました。
散策したい歴史ある町並み全国ランキングで、川越の一番街(蔵造りの町並み)は3位です。
江戸と関係がありそうです。