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蔵造りの蔵は北側に窓がない

北側から見た蔵造りの町並み、窓なし。
南側には窓が見えます。
鬼瓦

重厚な蔵造りは、1893年(明治26年)の大火を契機に築かれました。

川越大火で町の4割が焼けてしまいましたが、残ったのが大沢家の蔵造りの建物でした。
以降、川越商人はこぞって蔵造りを建て始めました。

火災の延焼を防ぐために、強烈な北風を防ぐために、北側には窓がありません。

よそでは見られなくなった江戸の景観を受け継ぐ重要な遺産となっています。
<*写真の蔵造りの町並みは、市立博物館内の模型です。>

100棟ありましたが、30数棟が残っています。

1999年、蔵造りの町並みの一帯は、埼玉県ではじめて「重要伝統的建造物群保存地区(重伝建地区)」に選定されました。

一番街商店街(= 蔵造りの町並み)
蔵造り資料館
川越の火事、火災年表

(改稿:2012年5月)