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creditの多義は、「信用」から派生

フランクリンはいいました、「信用は貨幣だ」。
信用は「時は金なり」とならぶ資本主義のテーマです。

英語では、「信用」、「債券」、「貸し方(銀行に預けてあるお金)」は、creditであらわします。
債権とは、貸しているお金=将来戻って帰ってくるお金、のことです。

信用があるということは、相手にお金を貸しているのと同じことであり、将来戻って帰ってくるお金を所有していることです。

信用があれば銀行からも、人からもお金を借りることができます。
なぜならば、信用はお金なのですから。

だから、フランンクリンに従えば、信用をそこなうようなことは、してはいけないことになります。
時間を守らないこと、約束をたがえること、働くべき時に働かないこと、これらは自分の信用つまりお金を減らすことになります。

creditは、また、学校では「履修単位」の意味にも使います。

I got two credits for English. 英語を2単位取得した。

履修単位は、債権=将来お金になるもの、ということです。
学校では、先生との契約(宿題、試験)を立派に果たして始めて、
credit(信用=単位=将来のお金)がもらえるわけです。
ここから「栄誉、賞賛」という意味ももつようになりました。

He was given credit. 賞賛された。

こういうわけで、creditに、「信用、債券、貸し方、履修単位、栄誉、賞賛」という意味が生まれました。

いかに資本主義社会においては、信用が大切か、みてとれます。

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英語語彙辞典

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