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タイの仏像はシャカだけ。上座部仏教は最古の仏教の教え

タイの仏像はシャカだけ。上座部仏教は最古の仏教の教え 
釈迦像のみ
タイ中部スコータイの仏像

シャカ(釈迦。ブッダ。仏陀)は紀元前5世紀頃に生まれました。
シャカの教え(仏教)は、ミャンマー、タイ、ラオスに広まりました。

これらの国では、シャカの教えに忠実に従っています。

仏教の教えに忠実なこれらの上座部仏教国では、仏像といえばシャカの像だけをさします。


シャカ生誕500年後、
    紀元前後に密教などと習合した仏教・大乗仏教
が生まれました。
釈迦以外の仏像もここから生まれました。

大乗仏教は、中央アジアをへて、中国、チベット、日本などに伝わりました。


日本には、シャカ生誕後1000年以上もたった538年に伝わりました。

日本仏教は、シャカの仏教からは、大きな変身をとげています。


タイなどの小乗仏教国から見れば、
大乗仏教は仏教ではなく、異教、別の宗教です。
そうとらえたほうが、おたがいに、誤解がありません。

タイの仏像はシャカだけです。

かつて、タイ人グループを 川越市の喜多院にお連れしましたが、
反応ゼロでした。


小乗仏教とは、
大乗仏教からの蔑称(べっしょう)です。
 「小乗」とは小さな乗り物のことで、
自分だけの束縛にしばられていることです。

正式には「上座部仏教(Theravada Buddhism。テーラワーダ仏教。長老の教え)」です。
現存する最古の仏教の教えです。

上座部仏教をカソリックとするなら、
大乗仏教は、いろいろ混じったプロテスタントです。



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