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「ジャパン」、「ニッポン」は福建語から


Marco Polo(1254- 1324) http://goo.gl/DA2Wj
1292年、マルコ・ポーロは泉州から海路帰国の途につきます。

『東方見聞録』のマルコ・ポーロが「黄金の国ジパング」を知ったのは、福建省の泉州においてでした。
 <*  日本は西欧と違い、輸入品には金などの自国の産物で支払いました。
江戸時代まで外国から奪うことはありませんでした。>

泉州の福建語では、日本はジップン jitpun と発音します。

jitpunから、JapanさらにはNipponが生まれたと福建人はいいます。

とすると、JapanとNipponは、福建語起源の一卵性双生児となります。

泉州は、西欧にはザイトンとよばれていました。
宋や元の時代には中国最大の貿易港で、海のシルクロードとして発展しました。

◇                    ◇                    ◇

福建語の発音 【0:37】

福建語は、言語学では閩(ミン、びん)語といいます。
大きくは、閩北語、閩東語、閩南語に三分されます。
閩南語には、泉州語、アモイ(厦門)語、台南語、閩州語が含まれます。

台湾では福建系が9割を占め、台南語を話します。

【cf.】
 桑原政則「中国語系諸民族の言語と文化」1997年

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