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日中のギクシャクは、2強だから

日中関係
ギクシャクは2000年から。2006年作成

古来より東アジア社会は、1強を頂点とする上下社会で生きてました。
秩序を守るためです。
東アジアは、平等よりも秩序に重きをおきます。

古来より東アジアでは、中国が覇者としておさめてきました。

弱肉強食の帝国主義時代にも覇者・中国は惰眠をむさぼっていました。

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日本は明治時代に西欧の仲間入りをし、東アジアの雄になり、現在に至っています。

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2000年頃から中国が台頭し、
東アジアに有史以来はじめて2強の時代が到来し、
2強はケンカの仕方がわからず、右往左往している状態です。

東アジアにルールを作る必要があります。

英・仏・独は殺伐の歴史を反省して、対話の世界に生きています。
西欧は、領土の問題を、冷静に解決しています。

共同の歴史教科書の発行も実りある対話への第1歩になるでしょう。

ドイツ語のGeschichte(ゲシヒテ)とは、「歴史」の他に「物語」の意味もあります。
歴史は創作するもの、つくられてしまうものでもあります。

アメリカは、西欧は、世界は、日中関係のギクシャクがヨロコビです。

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「金持ちけんかせず」といいます。
国民所得が大きく向上すると、国民は個人主義的になるといわれます。

昭和20年代、昭和30年代と日本は大きく変貌しました。
同様に、
20年前、10年前とくらべると、中国国民は成長してきています。

時を勘定に入れる観点も必要です。

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中国観光客は、日本を体験することにより、
中国政府を相対化します。
観光による民間交流により相互理解が進みます。

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歴史は50年たった地点でながめると、人間の愚行の固まりです。
国家はウソをつきます。

政治家は愛国者であっても、市民は「愛郷者」であってほしいものです。
郷里は肉眼で見えます。
国家は大きすぎ、抽象的でよく見えず、あおられやすいです。

激動の時代には、鳥の目で大きく(鳥瞰的に)、世界、歴史をながめる習慣をつける必要があります。

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