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2013年(平成25年)は、五穀豊穣の年


七福神の弁天さまは、インドでは川の神です。
日本では水に関係する所に祀られます。

弁天さまは弁才天ともいわれます。

弁才天の「才」は「財」に通じるので、弁財天とも記されます。
鎌倉市や川越市の銭洗弁財天が例です。
お金に縁ができます。

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七福神は、三国伝来で国際的です。
三国とは、日本、中国、インドのことです。

氏も育ちも違う神や仏が、ひとつの宝船(世界)に乗っかっているのは、
あるべき国際社会を暗示しているようです。

宗教戦争の続く世界に見習ってほしい信仰対象です。


毘沙門天(妙善寺)
鎧をまとっています。勝負の神。ヒンドゥー教から。
上杉謙信は毘沙門天を信仰しました。

寿老人(天然寺)
老子が神になった姿で、帽子をかぶっています。
寿(長寿)の神。道教から。

大黒天(喜多院)
米俵の上に立っています。頭巾をかぶり、肩に袋をさげています。
富貴の神。農業の神でもあります。
ヒンドゥー教から。シバ神の夜の姿が原型です。
大国主神(オオクニヌシノカミ)の「大国」は「だいこく」とも読めるので、
いつしかオオクニヌシ(大国主)をもあらわすようになりました。
オオクニヌシは、出雲大社の神です。
「えびす、だいこく」で日本の2大産業(漁業と農業)の神様となります。

恵比須天(成田山)
鯛をかかえています。
商売繁昌の神。「えび」との語呂合わせで漁業の神でもあります。
日本の神道から。

福禄寿神(蓮馨寺)
頭が長~く、長~いヒゲをはやしています。
福(幸福)、禄(財産)、寿(寿命)の神。道教から。

布袋尊(見立寺)
大きな袋を背負っています。無病息災の神。中国仏教から。

弁財天(妙昌寺)
ただ一人の女神でビワを弾いています。
芸能の神。財の神。水の神、五穀豊穣の神。仏教から。


(※ )天海僧正が家康公へ「数字の7は家康公にとって縁起がいい」、と進言してから七福神信仰は盛んになったようです。

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2013年は、ヘビの年です。
ヘビさんは、弁財天の化身で、水を呼び、田畑をうるおしてくれるので、
五穀豊穣の神でもあります。


【浜名湖・弁天島にて。2012/12
浜名湖は、出世城・浜松城のある浜松市にあります。
みなさまのご多幸をお祈りしつつ。】