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江戸時代の偉いところは外国と戦争をしていないこと。浅田次郎

江戸時代の偉いところは外国と戦争をしていないこと。浅田次郎
『日本の「運命」について語ろう』より

・「江戸時代の偉いところは外国と戦争をしていないことです」。

・「二百六十余年、戦争をしなかった政権など、世界中、有史以来どこを探してもありません。
つまり徳川幕府が優れていたと言っていい」。

・意外に重要だったのが参勤交代。
300におよぶ藩の武士が大行列を組んで江戸と地元を行き来することで、街道や宿場の整備が進み、文化交流によって地域経済が活性化する一方、軍事力は大幅にそがれた。
幕末の参勤交代の廃止は幕府の求心力だけでなく、江戸の経済をも崩壊させてしまった……。

・「下にぃ、下に!」の号令で百姓や町人が土下座したのは徳川御三家だけ。ここにも思い込みがあった。

・私はこの平和な時代に学ぶ姿勢が、今も必要だと思いますね

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