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インド人頭脳、革新リード。ソフトバンクなど相次ぎ登用。孫正義。日経

日経2015/08/21 引用編集
/日経
インド人の経営トップが世界で活躍の場を広げている。
日本では今年に入りソフトバンクグループのニケシュ・アローラ副社長(47)が孫正義社長に「後継者の最有力候補」と紹介され、一躍、注目を集めた。
だが、欧米のグローバル企業では既にインド人経営者が数多く存在する。
数字に強いインド人の活躍の場はIT(情報技術)業界に限らず、金融や飲料関連など幅広い。様々な分野で活躍するトップ人材を輩出する背景に何があるのか。


  165億円――。
2015年6月、ソフトバンクが2014年9月に入社したばかりのアローラ氏に支払った報酬額に日本の人々は腰を抜かしたはずだ。
だが、孫社長はアローラ氏が主導したアジア向け投資がこれまでに500億円規模の利益を生んでいると説明し、「(アローラ氏は)安い買い物だった」と言い切った。

 インド人経営者への高い評価は欧米では既に定着している。
IT企業ではトップに登用するのが主流の感さえある。
8月には米グーグルが持ち株会社制に移行した後の主力事業会社の最高経営責任者(CEO)にインド出身のスンダル・ピチャイ上級副社長(43)を昇格させると発表した。

14年には米マイクロソフトのCEOにサトヤ・ナデラ氏(48)が就任しており、米国を代表するIT企業のトップに相次ぎインド人経営者が就く格好だ。

 インドは優秀なIT技術者を輩出する国として名高い。
だが見落とせないのは同国の「ITエリート」は単なる技術者に収まらないキャリアを持つことだ。
ピチャイ氏はインドの名門校、インド工科大学(IIT)を卒業し、米ペンシルベニア大ウォートン校で経営学修士号(MBA)を取得。

アローラ氏とナデラ氏も工学などを学んだ後、米国でMBAを取っている。3人とも当初から「経営者」を意識し、キャリアを磨いてきたのだ。

 「文理両道」の人材を生み出すインドの気風がインド人経営者の活躍の場を幅広い業界に広げている。

 女性経営者の草分けとして名声を得る、米飲料大手ペプシコCEOのインドラ・ヌーイ氏(59)。
インド国内で数学や物理学の学士号を得た後、インドのビジネス・スクールの名門インド経営大学院(IIM)でMBAを取得した。

06年にペプシコCEOに就任し、持ち前の戦略眼で不採算事業の再編など思い切った経営改革を実行してきた。
        【※】IIM(Indian Institutes of Management、インド経営大学院

 ビジネス・スクールとして著名なIIMだが8~9割が理系出身という。
東京大学インド事務所の吉野宏所長は「インドの子供はまず理系を目指す。
多くの子供は小学校からコンピューター科学を学び、この分野の基礎的素養を身につける」と話す。
理系重視の教育課程で身につけた論理的な思考やITに対する知識は、今やほとんどの企業で求められている。

 実は文系寄りの学歴を持つ人材もこの環境にもまれている。
10年から米マスターカードCEOを務めるアジェイ・バンガ氏(55)もIIM出身。
経済学を学んだが、CEO就任後はデジタル決済など先端技術を使ったサービスを急展開し、「マスターカードをテクノロジー企業に変えた」と評される。

 同じくIIM卒業生のアイバン・メネゼス氏(56)は13年から英酒類大手ディアジオのCEOを務める。
緻密なマーケティング戦略で同社の北米事業を改革し、成長を加速させた点が評価されトップに上り詰めた。

 「未来のトップ」としてインド人学生への注目度も高まっている。
毎年、IIT@@@の卒業生に対し、いきなり年収1千万円台の高額年俸を提示するITや電機、金融などの世界企業が後を絶たない。
    【※】IIT(Indian Institutes of Technology、インド工科大学)
 

 学業の優秀さや英語に堪能な点が理由とされることが多い。
だが、あるインドのIT企業関係者は「大胆で自由な発想により、自社を変えてくれる可能性を秘めているからだ」と力説する。
IIT学生の「イノベーション志向」が魅力という。
年功序列の経験主義で社員を待遇する多くの日本企業に最も欠けている発想だ。

 世界で活躍する先達が増えるほど、これを追う人材にも活躍の場は広がる。
世界に羽ばたくインド人経営者はさらに増えそうだ。
(ムンバイ=堀田隆文)

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孫正義

「守りに入りかけている己を恥じ入る。もっと捨ててかからねば」

「自転車操業」の不安を指摘した役員に。「もっとペダルをこげばいい」

ソフトバンク新30年ビジョン

大下 英治『 孫正義 世界20億人覇権の野望』 


孫正義の先祖は中国大陸生まれです。
韓国で生活したあと日本へ移住しました。

孫正義、ジャック・マー  /WSJ
孫正義には、体内でユーラシアの血が踊っているようです。
中国ではアリババのジャック・マー(馬雲)に、インドではアローラにめぐりあいました。

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空海は、中国語に堪能で、インド語もできました。
ユーラシアを飲み込んでいたようです。
空海コラム

親鸞は、インドの「世親(せしん)」と中国の「曇鸞(どんらん、中国仏教の開祖)」を合わせたことばです。
親鸞の浄土真宗はキリスト教に近い

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