ページ

HIS・沢田秀雄:「爆買い」の次はクルーズ。日経2016/6/27。インバウンド観光

 エイチ・アイ・エス会長・沢田秀雄:「爆買い」の次はクルーズ。編集 日経2016/6/27。
インバウンド観光

沢田秀雄  nk

  「中長期的にみて中国人旅行者が減るということはない。むしろ逆だ。これまでは上海など沿海部からの旅行者が多かった。今後は内陸部からもやってくる

 ――けん引役はやはり中国人旅客ですか。

 「欧州からの旅行者も増えているが、数の上では中国人だろう。最近はクルーズ旅行の人気が高まっており、九州にも船がたくさん乗り入れている。」

 「佐世保にも今度停泊することになった。2、3年したら年間100万人以上が船でやってくるようになる。買い物がしやすい、イメージが豪華、安心といったところが人気の秘密だ。私が長崎にやって来た2010年には一隻も来てなかった。大変な変化だ」

 「3千万人だったら今建設中のホテルに民泊を合わせて何とかなるかもしれない。
だが、4千万人となると今の2倍だからホテルや移動手段が足りない。
飛行場の発着枠にも余裕がない。
インフラがブレーキをかける懸念がある」

「東京、京都、大阪ではそもそもホテルが足りない。問題は民泊そのものではなく、ルールだ。
現状では使えるようでいて使えない」


★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★【原文】

月曜経済観測変わるインバウンド 「爆買い」の次はクルーズ
 エイチ・アイ・エス会長 沢田秀雄氏

 増え続ける訪日外国人(インバウンド)の数。熊本地震や為替の円高はどう影響するのか。長崎県佐世保市のテーマパーク、ハウステンボス社長でもあるエイチ・アイ・エスの沢田秀雄会長に聞いた。


 ――熊本地震の影響はどうですか。

 「5、6月と九州全域で旅行者が減った。長崎県内でも韓国、台湾などからの人を見かけなくなった」

 「経験で言えば3カ月、遅くとも半年くらいで元の状態に戻るのではないか。余震や天候による部分もあるが、政府が九州旅行への補助金を決め、夏休みも控えるので7月中には観光客が戻り始めると思う」

中国内陸部からも
 ――円高も心配です。

 「為替は大きい。去年の好調は円安の追い風が続いたためだ。最近は元安が進み、日本での爆買いにも変化が出てきた。免税店で聞くといいが、売れ行きはがくっと落ちているはずだ」

 「中長期的にみて中国人旅行者が減るということはない。むしろ逆だ。これまでは上海など沿海部からの旅行者が多かった。今後は内陸部からもやってくる」

 ――けん引役はやはり中国人旅客ですか。

 「欧州からの旅行者も増えているが、数の上では中国人だろう。最近はクルーズ旅行の人気が高まっており、九州にも船がたくさん乗り入れている。地震前にはさばききれずに、入港を断る港もあった」

 「佐世保にも今度停泊することになった。2、3年したら年間100万人以上が船でやってくるようになる。買い物がしやすい、イメージが豪華、安心といったところが人気の秘密だ。私が長崎にやって来た2010年には一隻も来てなかった。大変な変化だ」

九州、秋には回復
 ――政府はインバウンドの数を東京五輪のある20年に年間4千万人まで増やしたいとしています。

 「訪日客は全体では勢いが続いているから今年も昨年を上回るだろう。これ以上地震被害がなければ九州も秋には完全に戻る」

 「3千万人だったら今建設中のホテルに民泊を合わせて何とかなるかもしれない。だが、4千万人となると今の2倍だからホテルや移動手段が足りない。飛行場の発着枠にも余裕がない。インフラがブレーキをかける懸念がある」

 ――民泊は旅行会社にどう影響しますか。

 「我々が民泊を売ることがあってもいい。きちっと対応していけば旅行会社の利用者が減ることはない。東京、京都、大阪ではそもそもホテルが足りない。問題は民泊そのものではなく、ルールだ。現状では使えるようでいて使えない」

 ――人工知能(AI)の研究に力を入れています。

 「旅行業界にもAIが入り込む日は近い。当社では近く実験が始まる。何がどこまで可能かは実験次第だが、予約などの店頭業務やコールセンターはAIで置き換わる可能性がある。不確かなことは言えないが、そう遠くない将来、画期的な変化が起きる」

 「雇用は大丈夫。(旅行の企画など)創造的な仕事は当面残るし、事業を世界規模で展開している。ホテルも経営している。もう半年か1年したら、正確な話ができるだろう」

(聞き手は編集委員 中山淳史)

 さわだ・ひでお 長崎と東京を毎週往復する。他企業とロボット開発も。65歳。

武蔵観研 シンポジウム の記録


NPO武蔵観研のシンポジウム記録

                【※】3機関(川越市役所。小江戸川越観光協会。川越商工会議所)の後援によるビッグ・イベントを「シンポジウム」でまとめました。

・・・・・・・・・・・
            第1回  2008年11月22日  観光振興とまちの活性化
            第2回  2009年11月28日  広域観光を目指して:埼玉県市町村広域観光推進のために
            第3回  2010年6月4日 「観光情報学会 第7回全国大会 in 川越」 観光情報学会の全国大会。武蔵観研主催。
            第4回  2013年7月16日  川越の観光・地域おこしを語るつどい
            第5回  2014年7月22日  川越みがきのつどい 
            第6回  2016年7月19日  川越みがきのつどい 

アトキンソン: 日本のスポーツは、観光並みに伸び代だらけだ

アトキンソン氏「スポーツ産業の課題」を語る
日本のスポーツは観光並みに伸び代だらけだ
週刊東洋経済、2016年06月17日を編集                アトキンソン wp


・日本のスポーツ産業というものが、観光業と同様、ものすごく大きな成長の余地がある。

・日本は「観光大国」の4条件と言われる「自然、気候、文化、食」という豊富な観光資源に恵まれています。
そのような潜在能力があるにもかかわらず、観光業の規模があまりにも小さい。

・これはスポーツもまったく同じです。現在、アメリカのスポーツ産業は60兆円、日本は5兆円。
約12倍の開きがあるのです。

・2010年。アメリカのスポーツビジネスは「成長産業」になりました。産業としてやるべきことをしっかりとやった。これに尽きるのです。

・メジャーリーグのスタジアムはさながら「巨大飲食店街」です。歌や音楽演奏といったエンターテインメントもしっかり提供されています。つまり、観客には野球以外にもさまざまな楽しみがあるのです。

・では、日本の野球場やサッカー場はどうでしょう。観客には「スポーツ観戦」以外には楽しみがないのです。

・(観光について)。日本の文化財は「保存」に重きを置き、「客に学んでもらい、多面的に楽しんでもらう」という発想が欠如していました。

神社やお城の中は「撮影禁止」「立入禁止」という禁止事項のオンパレードで、人間ドラマを再現するようなアトラクションもなければ解説も整備されていません。

拝観料も安いため収入も少なくて、どこも施設の維持に苦労しています。

・日本のスポーツ産業も、これとまったく同じではないでしょうか。
「選手がいいプレーをする」ということに重きを置くあまり、「客を楽しませる」という発想が欠けていないでしょうか。

・観光も同様です。
外国人が来ることで文化財が潤い、文化財が整備できるようになります。
さらに、日本の文化を後世に伝えるような解説やガイドが充実すれば、日本人にとっても良いことではないでしょうか。

・ヨーロッパのスキー場には、長期滞在のホテルが作られ、バーや劇場など夜の楽しみも用意されました。

・日本の観光は、観光客をできるだけ多く招くため、「安売り」に特化しすぎています。
拝観料にしても、新幹線の自由席、指定席、グリーン席のように「松竹梅」にランク付けして、楽しみの幅をひろげて、豊かにしてほしいものです。




★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★【原文】

私が『新・観光立国論』を発表した2015年6月からこれまで、さまざまなところで、「『観光』には『多様性』が非常に重要であり、本質でもある」ということをお話させていただいてきました。

当然、「爆買」の中国人観光客にだけ来てもらえばいいというものでもなく、欧州をはじめ幅広い国の観光客のニーズを調査し、それに応えられる環境整備が必要です。そしてもちろん、観光の種類にも「多様性」が求められます。

日本を訪れる外国人すべてが、桜や富士山を見たいわけではありません。アニメやマンガ、音楽などが目的の観光客もいるでしょうし、大自然のなかでのハイキングやトレッキング、釣りを楽しみたい人もいます。あるいは、食事を楽しんだり、神社や寺をまわったり、着物などの伝統文化を体験したりという観光客もいるでしょう。

つまり、迎える側としては、観光客側のさまざまなニーズに応えられる観光の「種類」をそろえておかなければいけないのです。

日本のスポーツ産業は「伸び代」だらけ

そのなかで、私が大きな可能性を秘めていると考えているのが「スポーツ観光」です。

そう聞くと、近年、スキーを楽しむために日本に訪れる外国人観光客が増えてきていることを連想する方も多いでしょう。もしかしたら、2020年の東京オリンピックが頭に浮かんだ方もいるかもしれません。


たしかに、これらも「スポーツ観光」が期待できる要素のひとつではあるのですが、私がそう考える理由は別にあります。それは一言で言ってしまうと、「日本のスポーツ産業というものが、観光業と同様、ものすごく大きな成長の余地がある」からです。

アンダーアーマーの日本総代理店として知られるドームの安田秀一代表取締役CEOとかねてから知り合いということもあり、これまで日本のスポーツ産業が抱える問題点などをうかがってきました。そこで気づいたのは、日本の観光業が抱える問題と非常によく似ているということでした。

これまで著書などで繰り返し述べてきましたが、日本は「観光大国」の4条件と言われる「自然、気候、文化、食」という豊富な観光資源に恵まれています。ここまで条件が揃っている国というのは、世界を見渡しても多くはありません。

そのような潜在能力があるにもかかわらず、GDPに占める観光業の割合は世界平均を大きく下回り、観光業の規模があまりにも小さいということを指摘してきました。ただ、これは裏を返せば、大きな「伸び代」があるということなので、やるべきことをやれば「成長産業」になるということでもあるのです。

これはスポーツもまったく同じです。現在、アメリカのスポーツ産業は60兆円の規模に達しています。一方、日本はどうかといえば約5兆円。約12倍の開きがあるのです。

GDPを比較すると、アメリカは日本の約4倍、人口でいえば3倍です。つまり、単純に考えて日本のスポーツ産業も20兆円規模になっていなければいけないはずなのです。その潜在能力の4分の1しかないというのは、少なすぎると言わざるをえません。

なぜ米国のスポーツ産業は「3倍」成長したのか

そう言うと、「アメリカのスポーツビジネスは日本とレベルが違う」とか「スポーツに対する国民の関心が違う」などさまざまなご意見を頂戴するかもしれませんが、客観的にみれば日本ほど「スポーツの多様性」に富んでいる国はありません。

相撲や柔道といった日本古来の競技も人気を保ち続けている一方で、世界中のほとんどのスポーツが入ってきています。野球もやれば、サッカーもやる。あまり聞いたことのないマイナーなスポーツも、それなりに競技人口がいます。この多様性を考えれば、本来ならば日本は「スポーツ産業大国」になっていてもおかしくないのです。

さらに言えば、20年前まではアメリカでも、スポーツはわずか18兆円ほどの産業でした。同時期の日本は約6兆円。つまり、先ほど述べた「3倍」の関係が成り立っていました。

それが大きく姿を変えたのは2010年。アメリカのスポーツ産業が、一気に約3倍の50兆円に膨れあがったのです。かたや日本は、GDPも人口もそれほど変わっていないのに、産業規模が1兆円も減ってしまいました。これは国民性云々などでは到底説明がつきません。


では、なぜアメリカのスポーツビジネスは「成長産業」になったのでしょうか。産業としてやるべきことをしっかりとやった。これに尽きるのです。

アメリカでメジャーリーグなどを観戦した方ならばわかると思いますが、スタジアムはさながら「巨大飲食店街」というほど、さまざまな食事が販売されています。また、ただ試合が行われるだけではなく、歌や音楽演奏といったエンターテインメントもしっかり提供されています。つまり、観客には野球以外にもさまざまな楽しみがあるのです。

私もニューヨークで働いていた当時、お客さんや同僚に誘われて何度かスタジアムに行きましたが、もともとそれほど野球に興味がないということもあって、試合はほとんど見ませんでした。商談をしたり、食事をしたり、音楽を聴いたりと、「にぎやかで楽しいスポットを観光した」という印象です。

では、日本の野球場やサッカー場はどうでしょう。さまざまなイベントも催されていますが、基本的には「試合」がメインで、観客は喉を枯らして応援して、試合を真剣に見つめています。食事も軽食程度しかなく、ジュースを買うのに列に並んだりしなくてはいけません。つまり、観客には「スポーツ観戦」以外には楽しみがないのです。

スポーツ観戦に来ているのだからそれで十分だろ、と怒りの声が飛んできそうですが、これでは「産業」としての成長は望めません。「多様性」が欠けているので、スポーツをこよなく愛する「ファン」しかやってこないからです。

「ファン」の数は、人口が減少すれば当然、それにともなって減っていきます。観客が減れば収入も減りますので、設備などにおカネがかけられません。なおさら「ファン」しか来ないという悪循環に陥っていくのです。

この構造をどこかで見たなと考えていると、自分のいる文化財の世界とよく似ていることに気がつきました。

スポーツ産業と「文化財」の共通性

これまで著書でくりかえし述べてきましたが、これまで日本の文化財は「保存」に重きを置き、「客に学んでもらい、多面的に楽しんでもらう」という発想が欠如していました。

ですから、神社やお城の中は「撮影禁止」「立入禁止」という禁止事項のオンパレードで、そこで起きた人間ドラマを再現するようなアトラクションもなければ解説も整備されておらず、一部の「歴史ファン」や「伝統建築ファン」にしか支持されてきませんでした。一般の方からすれば、「順路」という矢印に沿って、なんとなく歩いてまわるだけの退屈な施設だったのです。拝観料も安いため収入も少なくて困るところが多く、どこも施設の維持に苦労しています。

日本のスポーツ産業も、これとまったく同じではないでしょうか。

とにかく「選手がいいプレーをする」ということに重きを置くあまり、「客を楽しませる」という発想が欠けていないでしょうか。


決してスポーツを冒涜しているわけではありません。「スポーツ観戦」というものを、熱心なファン以外の人たちも丸1日、楽しめるような総合的なイベントとしてとらえてみることが大切だと申し上げているのです。実際にアメリカでは、それまでスポーツでしかなかった産業を「客目線のおもてなし産業」に変えたことで、60兆円という、自動車産業を上回る規模に成長させたのです。

ラスベガスもいい例のひとつです。カジノだけではなく、芝居、コンサート、そしてさまざまなレストランがあります。私はギャンブルはやりませんが、エンターテインメントを鑑賞するためにラスベガスを訪れた経験があります。

このような話をすると決まって、「そんな風に、試合に興味のない客が多くなってもファンは困るだけだ。今のままでいい」という方がいます。観光も同様で、「日本のことをよく理解していない外国人が多く押しかけても、観光地が混雑して迷惑なだけだ」とよく反論されます。

ただ、スポーツ産業が現在の5兆円から20兆円に成長すれば、ファンにとってもさまざまな恩恵があります。業界が繁栄すれば選手のレベルも上がりますし、設備も増強できます。チケットも現在では「紙」の印刷物ですが、アメリカのようにチケットレスで、携帯やスマホで簡単に予約できるようになれば、ユーザーメリットにもつながります。

観光もしかりです。外国人が来ることで文化財が潤い、それで今のようにボロボロになるまで修理をしない文化財が整備できるようになります。さらに、日本の文化を後世に伝えるような解説やガイドが充実すれば、日本人にとっても良いことではないでしょうか。

「産業化」していない未成長分野を開拓すべき

ご存じのように、日本はこれから人口が減少していきます。GDPは「人口×生産性」です。Jリーグの観客動員が思うように伸びず、各チームの経営が苦しくなっているように、どうしても衰退していく産業はでてきてしまいます。

そこで重要になってくるのが、それまでやるべきことをやらず、「産業化」していない未成長分野です。具体的には、「客」の幅を広げたり、リピーターを増やしたり、単価を上げたりという取り組みが求められています。その「伸び代」をしっかりと活かせば、人口減少のマイナスを十二分にカバーできます。そのなかのひとつこそが、スポーツ産業なのです。

そのためには、やはり外国人観光客の視点が必要となってきます。「外国人に媚びてまで儲けたくない」と言う人もいますが、現実問題として、人口減少社会のなかで産業として成長していくには、自国民のニーズだけでは難しいのです。

わかりやすいのが、スキーです。日本にはこれまで、ヨーロッパのような長期滞在型のスキーリゾートがありませんでした。これは日本人のなかで、スキーも海水浴など他のレジャーと同様に、1泊2日という短期旅行が基準になっていたからです。


しかし、ヨーロッパは違います。斜面を滑降するいわゆるアルペンスキーは、スイスを訪れたイギリス人のために生まれたスポーツと言われています。スイス人のためのスポーツではなく、外国人のためにできました。だから、長期滞在のホテルが作られ、バーや劇場など夜の楽しみも用意されました。

ニセコが徐々にヨーロッパのスキーリゾートのように変わってきていることからもわかるように、日本のスキーが産業としてさらに成長していくには、このような長期滞在型のスキーリゾートというニーズに応えていくことが必要不可欠です。

「日本人のためのスキー」だけでは、経営難でスキー場自体が減ってしまいます。長い目で見れば、日本のスキーの愛好家にとっても、外国人の視点を受け入れることが重要なのです。

「安売り」を止めれば活路が見える

「現在のままのスキー場でも、中国人の団体客などが押しかけているじゃないか」という意見もあるかもしれません。近隣諸国のニーズは自国民とよく似ているからですが、それでは産業は潜在能力のすべてを発揮できません。

日本の観光は、観光客をできるだけ多く招くため、「安売り」に特化しすぎています。

たとえば、『国宝消滅』を執筆する際に代表的な文化財拝観料の平均を調べたのですが、日本では593円なのに対し、海外では日本円で1891円でした。日本は物価が高いとよくいわれますが、実は観光客には安い価格設定しかないのです。日本には「松竹梅」という言葉があるのに、なぜか拝観料はみな平等。しかも非常に安いのです。

自国民は安くして、外国人向けに通訳ガイド付きコースや音声ガイドコースなどの「松竹梅」をつくってもいいのに、なぜ差をつけないのか、不思議でしょうがありません。新幹線は自由席、指定席、グリーン席のように「松竹梅」になっているにもかかわらず、です。

観光もスポーツも、整備していないからいまいち盛り上がっていないのか、あるいは日本人が仕事を休まないから整備されてこなかったのか、これまでの経緯はわかりません。しかし、ひとつだけはっきり言えるのは、今のままでは観光もスポーツも「成長産業」にはなれない、ということです。

それは裏を返せば、やるべきことさえやれば、アメリカのスポーツ産業のように確実に「成長」していくということです。整備をして、日本の観光資源・スポーツ観戦の楽しみの幅を拡げていけば、日本経済が良くなるだけでなく、日本人の休みの満足度も上がるという、まさに「一石二鳥」の効果が期待できます。

観光とスポーツを「産業化」できるかどうかは、「やるかやらないか」、それだけなのです。

無線ランと宿泊施設の整備を。日経2016/6/21。インバウンド観光

おもてなし工夫の余地。日経2016/6/21。 


  1. 旅行中に最も困ったことの1位は無料公衆無線LANの30.2%。2位の「言葉が通じない」(21.1%)を大きく引き離す。
    問題は使い勝手の悪さだ。
    各地の公衆無線LANは通信会社や自治体が整備し、訪日客は移動のたびに名前や国籍、性別などを登録する必要がある。
  2. 政府は、2120年に訪日客数を4000万人にする成長戦略を閣議決定した。
    当初の「20年に年間2000万人」を前倒しした。
    このためもう一段の規制緩和が欠かせない。
    最大の課題は宿泊施設の整備だ。
    日本の旅館業界は30日以下を強硬に主張するが、海外並みに180日以下にしたい。


★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★【原文】


 家電量販店のビックカメラに台湾からの訪日客の「指名買い」を受ける店員がいる。新宿東口駅前店(東京・新宿)で働く台湾出身の永井恵美さんだ。「すごく親切だった」という交流サイト(SNS)への書き込みが拡散し、ちょっとした有名人になった。

 「日本に行くので商品を取っておいて」。SNSを通じ、こんなメッセージが頻繁に届く。買い物の後は店内で一緒に記念撮影。その写真がまた投稿される。

■数はあるのに…


画像の拡大
 「おもてなし日本」を海外に発信するSNS。しかし、買い物の様子をアップしようとしても、通信環境が整っていないとの不満が訪日客には根強い。観光庁の調査によると、旅行中に最も困ったことの1位は無料公衆無線LANの30.2%。2位の「言葉が通じない」(21.1%)を大きく引き離す。

 約100万カ所と推計される日本の公衆無線LANは海外と比べても遜色ないという。問題は使い勝手の悪さだ。各地の公衆無線LANは通信会社や自治体が整備し、訪日客は移動のたびに名前や国籍、性別などを登録する必要がある。総務省は一度の登録で異なる公衆無線LANを使えるようにする検討に入った。

 日本独特のルールへの戸惑いも多い。例えば、食券による前払いや現金対応のみという飲食店に訪日客はなじみがない。

 松屋フーズは2017年3月末までに全約1000店の食券販売機を外国語表示が可能な新型に切り替える。英語、中国語、韓国語に対応。外国人が好むメニューを分析し、新商品開発に生かす思惑もある。

 外国人が日本で使ったお金から日本人が海外で使ったお金を引く旅行収支は15年、53年ぶりに黒字に転換した。アジアを中心とする海外の成長が国内に流れ込む。その恩恵に浴するためには飲食店など典型的な内需産業もグローバル化が求められている。

■規制緩和が不可欠

 政府は6月2日、20年に訪日客数を4000万人にする成長戦略を閣議決定した。ビザの緩和や円安を原動力に当初の「20年に年間2000万人」を前倒しで達成し、大幅に目標を引き上げた。このためもう一段の規制緩和が欠かせない。

 最大の課題は宿泊施設の整備だ。主要都市のホテルではすでに高水準の稼働が続く。新たな受け皿と期待される民泊のルールづくりはこれから具体化する。

 焦点の一つは営業日数の上限だ。180日以下が一般的な海外に対し、日本の旅館業界は30日以下を強硬に主張する。エアビーアンドビーの共同創設者、ジョー・ゲビア氏は「最終的には国や自治体が決めることだが、規制が多いほど、その経済効果は限られる」と懸念を示す。

 3兆4000億円に膨らんだ訪日客の消費額も対国内総生産(GDP)でみれば0.5%にすぎない。2%に届くイタリアやフランスとの差は大きく、米国やカナダの1%と比べても見劣りする。20年に政府が目標とする8兆円になれば、GDP600兆円経済でも1%の壁を突き破ることができる。そのためには官民で工夫しなければならない課題はまだまだ多い。

クールな体験、地方で探す。日経2016/6/19。インバウンド観光

クールな体験地方で探す。「鳥取 コナン」で検索。日経2016/6/19。編集


  1.  中国・上海総領事館。
    リピーターが多い個人旅行用は40%増えた。
    訪日客の関心の「モノ」から「コト」へのシフトもある。
    旅慣れた訪日客は日本でしかできないニッチな体験を求め、全国各地を歩き始めた。
  2. 昔ながらの蔵造りの街並みから「小江戸」と呼ばれる埼玉県川越市では和装の訪日客が行き交う。
    台湾から訪れたツァン・スージュエンさんは初めて着た浴衣に「伝統的で美しい衣装にうっとりする」と話す。
  3. 地方の外国人の延べ宿泊者数は15年に前年比60%増えた
    訪日客が地方に足を延ばす傾向は強まっている。
    訪日人気の代表格がアニメなどの「クールジャパン」だ。
  4. 鳥取県の「青山剛昌ふるさと館」(北栄町)では平日、中国語が飛び交う。
    お目当ては人気漫画「名探偵コナン」だ。
    作者の出身地に建てられた記念館に海外からファンが押し寄せる。
    2015年度の来館者は初めて10万人を突破。約1割をインバウンド(訪日外国人)客が占める。
  5. 栃木県、大田原ツーリズムが手掛ける「農家民泊」。
    農家と一緒に野菜を収穫したり、郷土料理を作ったりして、日本に根付く田舎の暮らしを堪能できる。
    年6500人の体験者の約3割が訪日客だ。
  6. 秋田県仙北市は、温泉と病院での健康診断を組み合わせた医療ツーリズムを推し進める。
    外国人医師の受け入れ体制も整える。
  7. 2020年に訪日客4000万人をめざす日本。インバウンドの果実を日本全体に広げるためには、訪日客をさらに地方に分散させることができるかがカギとなる。





★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ 【原文】

 47都道府県のうち、宿泊客数が下から4番目の鳥取県。しかし、空港から車で40分も離れた「青山剛昌ふるさと館」(北栄町)では平日、中国語が飛び交う。

【画像】蔵造りの町並みを歩く訪日英国人(埼玉県川越市)

 お目当ては人気漫画「名探偵コナン」だ。作者の出身地に建てられた記念館に海外からファンが押し寄せる。2015年度の来館者は初めて10万人を突破。約1割をインバウンド(訪日外国人)客が占める。

 「鳥取とコナンを併せて検索している。漫画をきっかけに鳥取を訪れる傾向がうかがえる」。中国ネット検索最大手、百度(バイドゥ)日本法人の高橋大介国際事業室室長は中国人の動きをこう分析する。

■増える個人旅行

 1~4月の訪日観光ビザ発給件数が前年同期比15%増えた中国・上海総領事館。初めて訪日する「一見(いちげん)さん」が中心の団体旅行用が5%減る一方、リピーターが多い個人旅行用は40%増えた。爆買いがしぼむ背景には訪日客の関心の「モノ」から「コト」へのシフトもある。

 旅慣れた訪日客は日本でしかできないニッチな体験を求め、全国各地を歩き始めた。

 昔ながらの蔵造りの街並みから「小江戸」と呼ばれる埼玉県川越市では和装の訪日客が行き交う。台湾から訪れたツァン・スージュエンさんは初めて着た浴衣に「伝統的で美しい衣装にうっとりする」と話す。

 かつてすさんだ街として知られた横浜市黄金町。高架下のスタジオで開かれるアートイベントに中華系の訪日客が目立ち始めている。町の名前が中国で縁起が良いとされる金を連想させる。理由は単純だが、交流サイト(SNS)経由で拡散し、評判となった。訪日客が集まれば、そのための商売やイベントも増え、街は活気を生む。

■農家や温泉魅力

 観光庁によると、地方の外国人の延べ宿泊者数は15年に前年比60%増えた。東京、京都、大阪など三大都市圏の42%増を上回り、訪日客が地方に足を延ばす傾向は強まっている。

 訪日人気の代表格がアニメなどの「クールジャパン」だ。だが、「クール」は人によって感じ方が違う。日本人が知らない魅力を訪日外国人が発見している。

 栃木県大田原市の第三セクター、大田原ツーリズムが手掛ける「農家民泊」。農家と一緒に野菜を収穫したり、郷土料理を作ったりして、日本に根付く田舎の暮らしを堪能できる。年6500人の体験者の約3割が訪日客だ。

 玉川温泉や乳頭温泉など日本を代表する名湯を抱える秋田県仙北市は、温泉と病院での健康診断を組み合わせた医療ツーリズムを推し進める。国家戦略特区を使い、外国人医師の受け入れ体制も整える。5月下旬には中国国家観光局の日本駐在幹部が訪れ、門脇光浩市長が出迎え熱心に売り込んだ。

 リピーターの増加で、訪日外国人の行き先に変化の兆しが出てきたのは間違いない。それでも、三大都市圏に宿泊する訪日客がまだ6割を超え、都市部のホテルは慢性的に予約を取りにくい状況が続いている。

 20年に訪日客4000万人をめざす日本。インバウンドの果実を日本全体に広げるためには、訪日客をさらに地方に分散させることができるかがカギとなる。日本人が忘れてしまった魅力を再発見してくれる訪日客が増えれば、新たな地域活性化にもつながる。

無線ランと宿泊施設の整備を。日経2016/6/21。インバウンド観光

おもてなし工夫の余地。日経2016/6/21。 


  1. 旅行中に最も困ったことの1位は無料公衆無線LANの30.2%。2位の「言葉が通じない」(21.1%)を大きく引き離す。
    問題は使い勝手の悪さだ。
    各地の公衆無線LANは通信会社や自治体が整備し、訪日客は移動のたびに名前や国籍、性別などを登録する必要がある。
  2. 政府は、2120年に訪日客数を4000万人にする成長戦略を閣議決定した。
    当初の「20年に年間2000万人」を前倒しした。
    このためもう一段の規制緩和が欠かせない。
    最大の課題は宿泊施設の整備だ。
    日本の旅館業界は30日以下を強硬に主張するが、海外並みに180日以下にしたい。


★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★【原文】


 家電量販店のビックカメラに台湾からの訪日客の「指名買い」を受ける店員がいる。新宿東口駅前店(東京・新宿)で働く台湾出身の永井恵美さんだ。「すごく親切だった」という交流サイト(SNS)への書き込みが拡散し、ちょっとした有名人になった。

 「日本に行くので商品を取っておいて」。SNSを通じ、こんなメッセージが頻繁に届く。買い物の後は店内で一緒に記念撮影。その写真がまた投稿される。

■数はあるのに…


画像の拡大
 「おもてなし日本」を海外に発信するSNS。しかし、買い物の様子をアップしようとしても、通信環境が整っていないとの不満が訪日客には根強い。観光庁の調査によると、旅行中に最も困ったことの1位は無料公衆無線LANの30.2%。2位の「言葉が通じない」(21.1%)を大きく引き離す。

 約100万カ所と推計される日本の公衆無線LANは海外と比べても遜色ないという。問題は使い勝手の悪さだ。各地の公衆無線LANは通信会社や自治体が整備し、訪日客は移動のたびに名前や国籍、性別などを登録する必要がある。総務省は一度の登録で異なる公衆無線LANを使えるようにする検討に入った。

 日本独特のルールへの戸惑いも多い。例えば、食券による前払いや現金対応のみという飲食店に訪日客はなじみがない。

 松屋フーズは2017年3月末までに全約1000店の食券販売機を外国語表示が可能な新型に切り替える。英語、中国語、韓国語に対応。外国人が好むメニューを分析し、新商品開発に生かす思惑もある。

 外国人が日本で使ったお金から日本人が海外で使ったお金を引く旅行収支は15年、53年ぶりに黒字に転換した。アジアを中心とする海外の成長が国内に流れ込む。その恩恵に浴するためには飲食店など典型的な内需産業もグローバル化が求められている。

■規制緩和が不可欠

 政府は6月2日、20年に訪日客数を4000万人にする成長戦略を閣議決定した。ビザの緩和や円安を原動力に当初の「20年に年間2000万人」を前倒しで達成し、大幅に目標を引き上げた。このためもう一段の規制緩和が欠かせない。

 最大の課題は宿泊施設の整備だ。主要都市のホテルではすでに高水準の稼働が続く。新たな受け皿と期待される民泊のルールづくりはこれから具体化する。

 焦点の一つは営業日数の上限だ。180日以下が一般的な海外に対し、日本の旅館業界は30日以下を強硬に主張する。エアビーアンドビーの共同創設者、ジョー・ゲビア氏は「最終的には国や自治体が決めることだが、規制が多いほど、その経済効果は限られる」と懸念を示す。

 3兆4000億円に膨らんだ訪日客の消費額も対国内総生産(GDP)でみれば0.5%にすぎない。2%に届くイタリアやフランスとの差は大きく、米国やカナダの1%と比べても見劣りする。20年に政府が目標とする8兆円になれば、GDP600兆円経済でも1%の壁を突き破ることができる。そのためには官民で工夫しなければならない課題はまだまだ多い。

広報紙、会報 のページ


機関紙・会報の作り方

広報誌ってどう作るのよ

あなたも編集者―広報・社内報・機関紙・会報の作り方  Amazon

朝刊太郎

【売れるチラシの作り方】 横書き 

目次

・事前準備
1. チラシに対する考え方を変えよう!
2. ターゲットと切り口は正しいですか?
3. 配布先、配布時期、配布エリアなどは適切ですか?
4. チラシに載せるべき内容を知っていますか?
5. どうすれば即ゴミ箱行きを防げるのか?

・コピーライティング
6. お客さまが無視できないキャッチコピーとは? 
    キャッチコピーは紙面の3分の1以上に
7. チラシ本文に書くべき5つの情報
8. チラシで使える「コピーライティング術」
9. わかりやすく、反応しやすい問合せ先ですか?
10. 表面と裏面の役割を知っていますか?

・デザイン
11. わざわざ読み難いデザインにしていませんか?
12. レスポンスを高める画像とは? 
    イラストよりも写真がオススメ!
    写真にはキャプションを付ける  
    人の顔写真を使う 
13. 見た目ではなく「内容の濃さ」を重視
14.「読みやすくする工夫」をしていますか? 
    小見出しをつける
    「一行あたり11文字~15文字前後」を推奨
    重要な箇所は、太字、下線、マーキング、色の変更などで装飾

・見直し
15. チラシの反応を高めるチェックリスト

2016/7/19(火)「川越みがき」のつどい。 ポスター


【テキスト文】

出演  川合善明 川越市長
        粂原恒久  小江戸川越観光協会会長
・・・・・・・・・・・

        シーラ・クリフ
        ベリー・ドゥエル
        山野清二郎
        細渕真太郎


★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★

「川越みがき」のつどい

7/19(火)湯遊ランド

  川合市長や粂原観光協会長、学識者も参加。
課題の発見・共有で、川越、川越エリア、埼玉の一体感が増し、相互理解が増すことを願っています。

・・・・・・・・・・・

  日頃、観光・地域みがきにご精進なさっているみなさま、ありがとうございます。

  市長、観光協会長の他に、地元の有識者のスピーチもお楽しみください。

 「川越みがきのつどい」の後半は、懇親会です。テーブルを囲みながら、団らん、意見交換に花を咲かせてください。

 川越、埼玉県では、県外からのまた、海外からのお客様を受け入れる雰囲気ができあがっています。

  横のつながりがさらに強化され、元気な地元が育つことを期待しています。
   
  2016年  (会長 桑原政則。
       副会長 木所勝邦、鎌田政稔
       実行委員長  一瀬要)

・・・・・・・・・・・

●日 時:7/19(火)
             18:00~21:00
●場 所:湯遊ランド・ホテル三光
●対象:観光・地域おこしに関心がある方
●費用:5000円 (懇親会費)
●申し込み:
武蔵観研 
   musashikanken@gmail.com
  ホテル三光 049ー226-2641
  (川越市  新富町1−9−1)
 ●後援 :川越市役所。小江戸川越観光協会。
             川越商工会議所

ムハンマド。イスラム教の開祖。Muhammad。6月8日没

ムハンマド。イスラム教の開祖。Muhammad。6月8日没


・571年4月22日ー632年6月8日没。62歳

ムハンマドは、40歳のころ突然神の声を聞き、イスラム教を始めました。
神の声は『コーラン』にまとめられてイスラム教の教義になりました。

サウジアラビアのメッカがイスラム教最大の聖地です。

メッカの大巡礼 

イスラム教は、ムハンマドによれば、
ユダヤ教、キリスト教の悪いところをなおした宗教です。
共に同じ神を信じています。


ムハンマドは、聖徳太子と同じ飛鳥時代の人です。

(ムハンマドは、ムカーシは、マホメットとよばれていました。)

日本人は、イスラム教を受け入れません。
戒律が多すぎるようです。



【受験】
632年  ムハンマド没 < ♪ 無残に死んだムハンマド >


【補足】

ムハンマドの人生

生まれたときは父はなく、母も幼い時に死んでしまいました。

おとなになると、15歳年上の裕福な女性と結婚しました。

あるとき、洞窟の中で神の声を聞きました。

その時から、妻に励まされ、預言者(神の声を預かった者)の活動をはじめました。


【 世界のイスラム諸国 

・世界全体のイスラム人口は人口全体の4分の1。いずれ3分の1を占めます。
・インドネシアが世界一のイスラム国です。


【 世界の3大宗教 】

キリスト教が20億人、イスラム教が16億人、仏教が4億人です。


【 あたらしい宗教は熟成期間が 】

宗教は、漬物と同じで、新しいときは荒々しいものです。
しっくりするには、
2000年もかかかったりします。
ルターやカルヴァンのプロテスタント(Protestant。抗議する人々)は、1500年ごろに始まりました。
アメリカのキリスト教原理主義もやわらかくなるにはもっと時間が必要です。
















----------
イスラム コラム




経済データリンク集


経済データリンク集 【cf.】noguchi Y.

日本の経済データ
マクロ経済
国民経済計算 四半期別GDP速報
GDPの需要項目別の動向。「統計表一覧」を開いて、見たいデータ形式のファイルを開く。CVSで提供されている。
国民経済計算 国民経済計算確報
『国民経済計算年報』と同じ形式のデータ。制度部門別の所得支出勘定や資本調達勘定など。
日本の株価
ヤフーファイナンス
人口 長期時系列データ
e-Statにある「人口推計」にある表は、2000年で2つの表に分かれてしまっていて、使いにくい。『日本統計年鑑』にあるこのデータ集のほうがずっと使いやすい。
人口統計資料集
江戸時代の人口や世界の人口についての資料もある。
将来人口推計
国立社会保障・人口問題研究所による将来人口推計。

貿易・国際収支
貿易統計 輸出入額の推移
統計分析には、ここにあるデータが便利。
「このセクションにあるファイルの見方」
1.マウスの右クリックで現われる「名前を付けてページを保存」を選択。
2.「ファイルの種類」を「すべてのファイル」にして保存。
3.保存したファイルを開く。
貿易統計 直近の報道発表
最近のデータだけを見たい場合。
対外貸借と国際収支
国際収支、対内・対外投資。
「このセクションにあるファイルの見方」
1.マウスの右クリックで現われる「名前を付けてページを保存」を選択。
2.「ファイルの種類」を「すべてのファイル」にして保存。
3.保存したファイルを開く。
ドル建て貿易収支
日本貿易振興機構が作成するドル建ての貿易統計。この中の「長期貿易統計(ドル建て)」が便利。
為替レート
これは、日銀、時系列統計データ検索サイト のホームページだが、上に並んでいるボックスの「為替」を選択するとグラフが現われ、「データ表示」を選択すると、データが得られる。
BIS effective exchange rate indices
名目と実質の実効為替レート
為替レート
ヤフーファイナンス。トップページの右にある通貨を選んでデータを入手。
外国為替平衡操作の実施状況
為替市場への介入の状況。

産業・企業
日本企業の株価
ヤフーファイナンス。日経平均株価は、トップページの右にある「日経平均株価」を選んでデータを入手。各企業については、トップページの「株価検索」に企業名を入力すると、株価、企業情報などを入手できる。
日本自動車工業会
自動車の生産、販売、輸出などに関するデータベース。
電気事業連合会
電力需要実績など。

物価・賃金・労働
労働力調査
失業率、産業別就業者数など。
毎月勤労統計調査
賃金など。
雇用調整助成金
計画受理状況など。

財政
日本の財政関係資料
財務省の統計データは、似たようなものがホームページに雑然と掲載されており、非常に使いにくい。これは、当年度予算を中心として、財政が抱える問題について解説したパンフレット。
財政関係基礎データ
基礎データが時系列で得られる。
毎年度の予算・決算
当年度予算案のポイントなどの解説。

わが国税制・財政の現状全般に関する資料
税収の推移や負担率など、税に関してしばしば用いる統計データ。
タックスアンサー
税の仕組みについての説明。簡潔で分かりやすい。
国税庁統計情報
民間給与実態統計、会社標本調査など。

社会保障
社会保障給付費
国立社会保障・人口問題研究所による社会保障給付の推計。
社会保障統計年鑑
過去の社会保障統計年鑑がPDFで、データがエクセルで見られる。過去のデータを調べる際に便利。

国債
楽天証券、日本国債10年 年利回り
金利は非常に重要な経済指標だが、不思議なことに、日本では使いやすいデータがなかなか手に入らない。このページは、日本10年国債の利回りチャートだが、ここから別の銘柄にジャンプすることができる。
<インデックスへ戻る>
金融
日本銀行時系列データ
日本銀行の時系列統計データ検索サイト。利用者が検索条件を指定し、必要なデータを表示・ダウンロードすることができる。この方式はいまや世界の標準なの だが、日本での採用は遅れている。このサイトは、日本の最先端だ。最初は取りつきにくく感じるが、すぐに慣れる。「統計別検索」から「メニュー検索」を行 なうのが使いやすい。どのようなデータがあるかは、「掲載データ一覧」「検索サイト格納統計一覧・検索リスト階層一覧」などで調べられる。あるいは、「全 時系列統計データの検索」で検索する。最近では、主要なデータについて自動的にグラフを示してくれる。大まかな傾向を捉えるためにはこれを見るだけで十分 な場合も多く、大変便利だ。
金融庁 金融機関金融機関情報
金融機関の決算などの統計。

世界の経済データ

アメリカ
データポータルFEDSTATS
必要なデータには、ここからたどり着くことができる(Topic links – A to Zを使うとよい)。
国民経済計算
貿易関係は section 4、 企業所得関係は section 6
株価
ヤフーファイナンス。平均株価は、トップページ上にある項目を選ぶ。各企業については、トップページの「Get
Quoates」に企業名を入力すると、株価、企業情報などを入手できる。
消費者物価指数
検索条件を指定してデータを入手できるが、使い方が分からなければ、All Urban Consumers (CurrentSeries)のTablesを開けば、通常の形態の表を選択できる。下記の生産者物価や労働関連データも同じ。
FRB 金融統計データ
資金循環表、消費者信用、金利、為替レートなど。
財務省 国債関連データ
イールドカーブなど。
住宅価格
S&Pシラー=ケース住宅価格指数。

イギリス
イギリスのデータポータル
経済関係のデータは「economy」にある。
国民経済計算
The Blue Bookと呼ばれる統計年報。解説もある。
GDP速報
2011年第4四半期。
国際収支
The Pink Bookと呼ばれる統計年報。解説もある。
株価
ヤフーファイナンス。平均株価は、トップページ上にある項目を選ぶ。各企業については、トップページの「GetQuoates」に企業名を入力すると、株価、企業情報などを入手できる。

中国
ジェトロ – 日本貿易振興機構
中国のデータに対する需要は強まっているが、使いやすいサイトがない。ここにあるデータは、経済分析をするには不十分だが、見当をつけるには使える。「長期統計」をクリックすると時系列データが得られる。
世銀データ集
世銀の各国データ集。中国についてもいくつかのデータがある。
China in 2030
世銀と中国政府が共同で作成したレポート。中国経済についての有益な資料が多数ある。
ヤフーファイナンス
ヤフーファイナンスのサイトは、世界各国ほぼ同じ構成になっているので、中国語を完全に読めなくても使うことができる。
中華人民共和国国家統計局
GDPのデータは、統計数値のセクションの「季 度 数 据」(四半期計数)で得られる。消費品の小売総額や固定資産投資額は、「月 度 数 据」(月次データ)で分かる。
中国人民銀行
金融政策は「貨幣政策」のセクション、金融統計は「調査統計」のセクションにある。
中国税関統計 輸出入額(相手国別)
ここにある(4)*年*月进出口商品主要国別(地区) 总値表 が、主要相手国別輸出・輸入額である。なお「出口」が輸出、 「进口」が輸入。単位は、千美元=1000米ドル。
中国自動車工業協会
「統計数据」にデータがある。
中国銀行業協会
「相关統計数据」にデータがある。

その他の世界経済データ
世界の統計
総務省統計局が編纂した広範な分野にわたる基本的な統計データ。とりあえずの見当をつけるのであれば、まずここのデータを見るのがよい。また、ここからオリジナルデータのサイトに進むこともできる。
原油スポット価格
きわめて詳しいデータが時系列で得られる。

白書、報告書・年報など
三井住友アセットマネジメントの「マーケット・デイリー」
世界各地の経済状況に関するレポートがある。