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温泉道場(埼玉県ときがわ町)、旅行業に参入

温泉道場(埼玉県ときがわ町)、旅行業に参入
2017/1/7 nk

 日帰り温浴施設の展開や事業再生を手掛ける温泉道場(埼玉県ときがわ町)は旅行業に参入する。2月に三重県の企業から事業を買収し、バスツアーなどの旅行商品の販売を始める。自社の温浴施設を組み込んだツアーを企画するなど既存施設の集客力向上につなげる。アウトドアや農業体験などがコンセプトのツアーで若年層を取り込む。

 これまで四日市ヘルスセンターは、三重県内の高齢者を中心に、寺社を巡る旅行商品などを企画し販売してきた。今後は温泉道場の施設発着のツアーなどを検討し、若年層にも売り込む。訪日外国人観光客を取り込むことも視野に入れている。

 温泉道場は埼玉県内で4施設を運営しており、それぞれ「北欧風のカフェ」「グランピング」「発酵」など異なるコンセプトの温浴施設を展開している。山崎社長は「温浴施設を組み込みながらローカルに光を当てるようなツアーを企画していきたい」と話す。

 例えば、ぜいたくにアウトドアを楽しむ「グランピング」をテーマにした同社のおふろcafeビバーク(熊谷市)と近郊のキャンプ場を連携させ、アウトドアを前面に打ち出したツアーなどを検討する。ツアーは自社のホームページや各施設で販売する。

 四日市ヘルスセンターから取得する事業の売上高は約5億円。温泉道場は不採算の温浴施設再生も行っており、四日市の温浴施設も改修し、3年後には20%増の6億円を売上高を目指す。全体の2017年3月期売上高は13億円を見込んでいる。

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