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川越奉行所見廻り組発足。防火と夜の観光活性化

川越奉行所見廻り組発足。防火と夜の観光活性化
2017.1.19 15:15 sk

 埼玉県川越市中心部の防火意識を促し、観光にも役立てようと、江戸時代の火付け盗賊改めを模した「川越奉行所見廻(みまわ)り組」が発足。18日は時代劇「鬼平犯科帳」を思わせる装束でメンバー8人が一番街や大正浪漫夢通りなどを見回り、拍子木を鳴らして火事に注意を呼びかけた。

 結成したのは、川越藩火縄銃鉄砲隊保存会会長の寺田勝広さん(72)。東京都内の観光関係者に「川越は小江戸という割には時代劇がかったものが少ない」と指摘を受け、約10年前に短期間実施した火盗改めスタイルの防犯活動を昨年12月20日に復活。名称も「川越奉行所見廻り組」と名付けた。

 見廻り組は今年から「川越きものの日」に合わせ、毎月8、18、28日の夕方から夜にかけて見回りを行うことを決定。4回目となる18日は午後5時半ごろにちょうちんを灯し、拍子木を打ちながら一番街近くを出発。とばりが降りた蔵の町に繰り出すと、商店の人たちに声を掛けられ、観光客も驚いた様子でカメラを向けていた。

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