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最澄。比叡山 延暦寺を建て、新しい宗派を育てる。Saichō 6月26日没

最澄。比叡山を建て、新しい宗派を育てる。Saichō  6月26日没  
【受験】天才:真空 =天台宗・最澄:真言宗・空海

・ 767年9月15日。大津市 -822年6月26日没。56歳。京都 比叡山 

最澄は、大津市坂本の豪農の家に生まれました。
坂本は比叡山のふもとです。
幼少期から秀才ぶりを示しました。

最澄は、平安時代初期の僧で天台宗の開祖です。
比叡山 延暦寺を建てました。

804年に唐にわたり,翌年帰国しました。
最澄は国費留学僧の身分で、一種の官僚でした。  

桓武(かんむ)天皇の保護を受け,天台宗をおこしました。

桓武天皇は、奈良仏教を圧倒する新仏教を欲していました。   
当時は
朝廷が、奈良の僧侶に
乗っ取られそうな時期
でした。
    【cf.】天皇になろうとした道鏡

最澄はあらゆる教えを学びましたが、
空海とは違い、
体系化はしませんでした。

奈良時代の戒律をゆるめる方向に向かいました。


奈良時代までの宗教は、
「天皇・貴族だけが救われる宗教」
でした。
最澄の新しい宗教は、「誰でも救われる宗教」です。


そのため、 浄土宗、浄土真宗、臨済宗、曹洞宗、日蓮宗などの新しい宗派が生まれました。

      法然の浄土宗 (1133- 1212、80歳)
      親鸞の浄土真宗 (1173- 1262、90歳)
      栄西の臨済宗 (えいさい、ようさい)(1141- 1215、75歳)
      道元の曹洞宗 (1200- 1253、54歳)
      日蓮の日蓮宗(1222- 1282、61歳)


【名言】

「一隅を照らす、これすなわち国宝なり」

自分の置かれた場所で、目の前のことを精一杯やっていく、
それがまわりを照らすことになる。
そういう人こそ国宝です。

 
忘己利他(もうこりた)  川越の中院
自分を忘れて、他者の利のために、つくすことが、慈悲のすがたです。

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