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埼玉・川越が暑さ日本一?

埼玉・川越が暑さ日本一? 首都大東京、独自に観測
2017/6/16 nkを抜粋編集

気象庁

 日本で最も暑いのは埼玉県川越市かも? 首都大学東京などは独自の気象観測で、川越市は日本有数の「暑い街」の熊谷市よりも最高気温が1~2度高いことを明らかにした。気象庁の観測網は川越をカバーしておらず、正確な気温を出せていない。英気象学会誌の電子版に掲載された。三上岳彦名誉教授は「典型的な夏日のときは川越の方が常に暑い」と話す。

 国内では熊谷は2007年、国内2位の40.9度を記録。国内最高は高知県江川崎の41.0度で、川越はそれを上回る日もあったのではないかとみている。

 研究チームは首都圏約200カ所に独自の観測網を展開している。06~10年の猛暑の日を分析したところ、気温が最も高かったのは川越だった。都心で発生したヒートアイランド現象で、午後の気温の上昇を抑える海風が入りにくくなり、周囲より暑くなったという。

 海風が強かった06年8月4日で比べると、川越市は午後2時ごろに38度を超えたが、熊谷市は36度前後にとどまった。熊谷地方気象台が当日記録した最高気温は3時の37.0度だった。気象庁の観測点は川越から10キロメートル以上離れている。

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