ページ

天武天皇。『古事記』、『日本書紀』を編纂。白村江の戦い。日本の原型をつくる

天武天皇。『古事記』と『日本書紀』を編纂。白村江の戦い。日本の原型をつくる
天武天皇 
・?~ 686年10月1日 崩御


673年天武天皇(=大海人皇子 おおあまのみこ)は、 第40代天皇になります。
「天皇」、「日本」という称号をはじめて使います。

663年の白村江(はくそんこう)の戦いで、
日本・百済(くだら)遺民連合軍は 唐・新羅連合軍に大敗します。
日本は3万の兵を百済に送ります。
日本は亡国の危機におちいります。


【受験】673年 天武即位
<673年、胸騒ぎ、終え、天武即位>
前年672年天武は、壬申(じんしん)の乱で勝利し、即位します。

天武天皇は、律令体制の基礎を定めます。
この時代に、日本の
    統治機構、
    宗教、歴史、
『古事記』『日本書紀』の編纂 「天皇」「日本」を使用
   富本銭(ふほんせん。最古の花柄)の鋳造 
文化の原型が
作られます。 重要な時代です。


<大君(おおきみ)は神にしませば、 天雲の雷(いかづち)の上に 廬(いほ)りせるかも> 柿本人麻呂
大君(おほきみ)は神でいらっしるので、雷(いかづち)の上に仮宮(かりみや)をお作りになっていらっしゃる


天武天皇は、『古事記』と『日本書紀』を編集します。


『古事記』は、日本史を物語口調で説明しています。
古事記とは、
    日本最古の歴史書で、
    したもの」です。
天武天皇がつくりあげた「作品」、物語です。
 

いっぽう、『日本書紀』は、大和朝廷、天皇家の正当性をのべた「史料集」です。


天武天皇は新嘗祭(にいなめさい)や主要な宮廷儀式の多くを
つくったり、まとめます。



伊勢神宮を特別に重視します。
を伊勢神宮に送り、斎王(さいおう)にしました。
斎王とは、天皇にかわって伊勢神宮の天照大神にお仕えする役です。

2017年にも、天皇の皇女が伊勢神宮の斎王となっています。
【※】黒田清子 斎王
黒田清子(さやこ)元内親王は、 明仁 上皇と美智子 上皇后の皇女で、
徳仁(なるひと)第126代天皇および秋篠宮 皇嗣の妹にあたります。


伊勢神宮は、20年ごとに社殿を新しく建て直します。
この式年遷宮は、天武天皇の定めにより690年に第1回が行われました。

その他、天武天皇は、神道、仏教、道教に通じ、保護しました。


天武天皇 奈良を駆け抜けた激動の生涯 奈良県
        奈良偉人伝:天武天皇。持統天皇。藤原不比等。行基。太 安万侶
・・・・・・・・・・・

【※】【
白村江(はくそんこう)の戦い


http://sky.geocities.jp/jyunpujyunpu/hakusonkou002b/hakusonkou002b.htm

日本は、663年初めての対外戦争・白村江の戦いで大敗します。
相手は、唐・新羅(しらぎ)連合軍でした。
日本は国内がバラバラのまま戦い、負けました。


唐・新羅(しらぎ)連合軍が日本に攻め込んで来たら、 国が滅びます。
国をまとめ、中央集権化をはかることが必要でした。
そのためには、国家神話が必要でした。

乱立状態の各地の神話をまとめたのが古事記です。


天皇=天武    この国=日本


【関係年表】

663  白村江の戦い。日本完敗。


672  壬申(じんしん)の乱。天武天皇が天智天皇の子を破ります。
       【受験】672「胸に(672)グサリと壬申の乱」

712  古事記完成。
          【受験】712 「名、人に(712)広まる古事記でき」

 【13分】壬申の乱と天武天皇   
  次回






額田王 天智天皇・天武天皇のはざまにあった女性 【+10】






・・・・・・・・・・・

大海人皇子(おおあまのおうじ): 天武天皇の即位前の名前


0 件のコメント:

コメントを投稿