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21世紀は力の論理から国際協調へ

寺島実郎(埼玉新聞、2008年4月20日)を抜粋編集したものです。

  • 21世紀に入って3つの出来ごとが起こりました。
    • ひとつは、9.11の米中枢同時テロです。イラク人などの死者は、10万人を超え21世紀は血塗られたスタートになりました。
    • 石油価格は、西紀初頭1バーレル27ドルが100ドルを超える勢いです。マネーゲームのなせるわざです。
    • 三つ目は、ドルの下落です。ドルをヨーロッパで使おうとすると、7割高になりました。
  • アメリカは出血が続き、輸血をしてもらって生きながらえています。日本の存在感も大きく後退しています。アメリカと道連れだからです。
  • ブッシュの「悪(あ)しきをくじく保安官」の専横な正義感では国際問題は解決しません。
  • 国際協調のルールに基づいた全員参加型の秩序づくりが求められます。

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