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卍(まんじ)とは、北斗七星のこと

まんじ←万字
北斗七星は北極星を回っています。
北斗七星の春夏秋冬の姿を図案化したのが卍(まんじ)です。
 <*  「斗」とは、ひしゃく、のことです。>

卍(まんじ、万字)は吉祥万徳をあらわします。

日光東照宮の眠り猫の真下にも卍があります。 
(植村卍、日本経済新聞、2009年3月5日)

日光山の建物を平面図に配置すると、北斗七星になります。

津軽の北斗七星の中央にある弘前市の市章は卍です。

川越・喜多院の山門は1632年に建立されました。
1638年(寛永15年)の川越大火で、山門だけが焼失をまぬがれました。
天海の記した棟札(むねふだ)が現存します。
「卍 御建立山門執行探題大僧正天海」とあります。
「卍(まんじ)」がしっかりと描かれています。
棟札(むなふだ)は、建物の完成などを記念して、建物内部の高所に取り付けた札です。

卍は地図記号では仏閣をあらわします。
1880年(明治13年)に初登場しました。

卍が変化し、「万」となりました。

英語ではswastikaと言います。
サンスクリット語起源です。


弘前市の市章