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江戸時代の時刻システム #2 「時そば」

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落語の「時そば」は、そばの勘定のごまかしをめぐるこっけい話です。
四つ(22時)の次は、五つでなくて九つ(0時)になることによってこの物語は成り立っています。

【物語】

ある男が通りすがりの屋台のそば屋をよびとめます。
そばを食べる前に「いや、実にいい箸だねー」と割りばしをほめます。
そばを食べながら、うつわ、汁、麺、ちくわなどを、ほめてほめてほめあげます。
男は16文の料金を出しながら、「落としちゃいけねえ、手え出してくれ」と1文ずつおそば屋のおやじの手にテンポよく乗せていきます。
男「ひい、ふう、みい、よう、いつ、むう、なな、やあ、今なんどきでい?」
そば屋「へい、九つでい」
男「とお、じゅういち、じゅうに、じゅうさん、じゅうし、じゅうご、じゅうろく、ごちそうさま」と1文をごまかしてすぐ屋台を去ります。

その手口をみていてえらく感心した男が、まねをしようと翌晩でかけます。
食べ終わったまね男「ひい、ふう、みい、よう、いつ、むう、なな、やあ、なんどきでい?」
そば屋「へい、四つでい」
まね男「いつ、むう、なな、やあ、…」
は・ら・い・す・ぎ

【メモ:久しぶりにイーモバでノートブックから更新。中軽井沢の山中にもかかわらず通信状態良好。2009年6月28日】

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