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1185年:いい箱つくる鎌倉幕府


1185年:いい箱つくる鎌倉幕府
いまの教科書では、鎌倉幕府の成立は1185年になっています。


1185年に、源頼朝は守護、地頭の任命権を得ました。
日本最初の武家政権の誕生です。

これにより、頼朝は自分の家来を全国に配置できるようになりました。

「いい箱つくる鎌倉幕府」
このビックリ箱のなかの箱入り娘は、武士の娘でしょうか。

◇                    ◆                    ◇

平安の中期頃に鉄器がもたらされ、農具の生産が高まりました。
関東の平地でも水田工作が可能になりました。
日本一広い関東平野を開墾し、開墾地主になるものがあらわれました。
この農民が武士に成長していきます。

鉄は大量の木材を消費します。
中国や朝鮮では、森林の復元力が弱く、森林が消滅してしまいました。
モンスーン地帯にある多雨の日本では、森は30年で復元します。

この農民、武士が力をつけて、室町、江戸時代を経て、ずっ~とくだって、いまの日本の民主主義を支えるようになります。
日本の厚い中間層は鎌倉時代に源を発します。


日本以外のアジアでは、この中間層がありません。
独裁制に傾いてしまうのはそのためです。


   
↓(中抜き)
   


個を示す家紋があるのは、日本と西欧だけです。

日本の歴史も仏教も鎌倉時代から始まる

【追】
いま西欧が、環境、安全、健康の面で日本をめざすようになっています。
西欧が、成熟社会・日本をめざすようになっています。
こんなに健康で豊かな高齢者がいる国は日本だけです。

鎌倉が、2013年6月世界遺産の仲間入りをすれば、鎌倉幕府はさらに高く評価されるでしょう。

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