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ニューヨークで川越の画家・小村雪岱(せったい)に

中央の上から2番目が小村雪岱の絵
ジョージ・ワシントン・ブリッジ
さる夕べ、ハドソン川にかかるライトアップされたジョージ・ワシントン・ブリッジを望む家庭に招かれました。

アメリカの家庭では、壁に美術品を飾る習慣があります。

自宅でもどこでも、幼時から、絵を目にすることになります。
目が肥えます。自然に、課外美術教育となります。

美術人口が多く、水準が高くなります。
芸術家が自然に育ちます。<※ 音楽にしてもそうです。>

ディナーのあと、デザートをいただきながら、
中央の上から2番目の日本の絵にトピックが移りました。

老婦人のお話:
「この絵は、もう50年前にサンフランシスコで買いました。
以来、気に入って、飾ってあります。
またこの絵のせいか、それ以来、日本のことがず~っと気になっています。」

このお宅は、アジア、日本に全く関係がありません。

しかし、このご婦人の潜在意識、深層心理がなせるわざなのでしょうか、
娘さんは日本人と結ばれています。

この絵を50年ぶりに裏の封を開きました。

    Settai Komura 

とありました。
Artist: Settai Komura 
一同、川越出身の小村雪岱の名を見て、顔を見合わせてしまいました。

息を飲みました。


娘さんのパートナー(つれあい、夫)も、川越の人だからです。


【追】小村雪岱岱(こむら せったい、1887 - 1940年)

・雪岱の雅号は、泉鏡花がつけたものです。
・鏡花の小説『日本橋』の装丁を手がけました。
・里見とん『多情仏心』の挿絵を担当しました。
師弟関係は、川越出身の橋本雅邦ー 下村観山ー 小村雪岱と続きます。
溝口健二の映画美術の担当もこなしました。

橋本雅邦:近代日本画の母

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【別のお宅の絵】









ベトナムのアルバム

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