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本地垂迹説(ほんち すいじゃくせつ)とは「仏の中身は神さま」のこと。川越の尾崎(おさき)神社

 本地垂迹説(ほんち すいじゃくせつ)とは「仏の中身は神」のこと。川越の尾崎(おさき)神社    

懸仏(かけぼとけ)
/https://www.city.ota.gunma.jp/005gyosei/0170-009kyoiku-bunka/bunkazai/nittabunka25.html


尾崎(おさき)神社で、本地垂迹説(ほんち すいじゃくせつ) の実体を、かいま見ました。

尾崎(おさき)神社で、氏子(うじこ)のみなさんは、懸仏(かけぼとけ)を拝んでいます。
この仏の中身は、神さま」です。
外はホトケ、中はカミ、です。

懸仏は、銅などの円板に仏像を鋳たものを浮き彫りにしたものです。

 尾崎(おさき)神社の懸仏には、「武州高麗郡 笠幡 尾崎宮」との刻印があります。 1551年(天文20年)製です。

本地は「本物」、垂迹とは「仮の姿」のことです。
本地垂迹説は空海・真言宗、最澄・天台宗の影響を大きく受けています。


のちに本地垂迹説「神は仏の化身である」は、
反本地垂迹説「仏は神の化身である」とごっちゃになりました。
カミもホトケも、ともに、ありがたくて、尊いといっしょになりました。

「カミを尊び、ホトケもうやまう」という
仏と神の融合は、神仏習合といいます。


尾崎(おさき)神社は、ヤマトタケル(日本武尊)が東征の折、
台地の尾の崎にある宮と称して、ここで戦勝祈願をしたことに始まります。 716年設立です。

スサノオ、クシイナダヒメをまつります。
スサノオは、アマテラスの弟です。 クシイナダヒメは、スサノオの妻です。

荘厳な雰囲気の参道、樹齢400年を越す木々がたたずむ森は、川越百景に選ばれています。


尾崎神社  川越市笠幡1280番地
アクセスマップ 南方を小畦川(こあぜがわ)が西から東に流れています。


多くの兼務社をかかえています。

鏡神社 笠幡 282番地 白鬚神社 笠幡3686番地1 安比奈 八幡神社 安比奈新田23番地 小堤 八幡神社 小堤 287番地
的場上組 八幡神社 的場 529番地
的場下組 八坂神社    的場1874番地
倉ヶ谷戸 箱根神社    笠幡4431番地
三島日光神社    笠幡1689番地
下広谷南 白山神社    下広谷1155番地
小堤後 白山神社    小堤 785番地
的場中組 愛宕神社    的場1256番地
上戸 日枝神社    上戸 316番地の1
高徳神社    鶴ヶ島市太田ケ谷 617番地の1


【※】

2020年11月21日 川越の文化財保護協会の
「延命寺、尾崎神社、山畑家」の見学会で
4時間の実りの多い学習、ウォーキング、をエンジョイしました。
笹原副会長をはじめとするリーダー諸氏およびご参加の40数名の皆様に
感謝します。

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