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中世は権力分散の実力社会。天皇、上皇、 貴族、 武家、 寺社が入り乱れる。幕府が新たな主役に

中世は権力分散の実力社会。天皇、上皇、 貴族、 武家、 寺社が入り乱れる。幕府が新たな主役に  

古代史の主役は天皇です。 しかし、中世では、絶対の権力者がいなくなってしまいます。 武家政権の他に天皇家や貴族たちも強い影響力を持っています。

農業改革 

天皇も上皇も、 貴族も、 武家も、 寺院・神社も、 それぞれが社会に影響力をもちます。 

朝廷の他に、幕府があらわれます。

中世は小さな政府の時代です。

自力救済の時代です。

国家に力がなくなりました。 この時代は、戦争と飢饉の時代です。 国家は庶民の福祉には無関心です。

やがて国家に変わって、地域が発展するようになります。

中世では「家」が職業に結び着くようになりました。 茶道、華道、生け花、歌舞伎などの家元制度のようなものです。 この傾向はいまでも続いています。 議員も、まるで世襲制度に従っているようです。


地域が力をもち、鉄製農具も普及します。 平らなところでも水を引けるようになります。 農業の集約化が進み、共同作業で ため池や用水路も整備されます。

次第に、社会には余剰が生まれるようになります。 各地には特産品(京都の西陣、灘の酒、野田の醤油、越中の着物)が生まれます。 肌ざわりのいい木綿や布団、畳も普及します。 民衆が活力をもち、さまざまな文化が花開きます。 宗教も、国家の宗教から、庶民のものになっていきます。

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