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動物も学長にするインド。輪廻思想



六道輪廻(ろくどうりんね)

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インドはモンスーン地帯で、7月になるとモンスーン(季節風)が雨をもたらし、枯れ死していた草も木が生き返ります。
ヒンドゥー教の輪廻(りんね)思想は、植物のこの生死のくりかえしに影響されたものです。
東南アジアにも日本にもモンスーンがあります。

仏教がこれらの地域に入りやすかったのは、輪廻思想の影響もあります。


学生時代の友人が、訪タイすることになりました。
父が僧侶の友人は、「君は、お父さんの職業を言わないほうがいいよ」と注意を受けていました。
タイでは、「父がプロの僧侶」であることはないからです。
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インドの大部分では、3月から次第に暑くなり、
4月から 6月までは乾暑季となり最悪の季節です。
乾暑季には雨は降らず、内陸部では気温が45度にものぼり、
草は黄色になり、木は落葉し、一時死にます

これは雨が降るまで水分が奪われることを最小限に抑えるための草木の自衛措置です。
植物ばかりでなく、人間も動物もじっと耐え忍ぶのが乾暑季です。

7月になると、モンスーンが雨をもたらし、草も木も生き返ります。
モンスーンは7月から10月いっぱいまで続きます。

ヒンドゥー教の輪廻思想は、植物のこの生死のくりかえしに影響されたものです。
ヒンドゥー教では、人間をはじめとする生物は、
生まれては死に、また何かに生まれ変わっては苦しみ続けます。
生まれては死に、また何かに生まれ変わることを永遠に繰り返すことを、輪廻転生(りんねてんしょう)といいます。

インド人が牛などの動物を大事にするのは、
自分のそばにいる牛、犬、猫は、おじいさんやおばあさんの生まれ変わりだと思っているからでしょう。

また、菜食主義者(vegetarian)が多いのも、殺生を嫌うからでしょう。


六道輪廻の世界では、天道でも生老病死(しょうろうびょうし)があり、天道での死後は六道のどこかの世界に落ち込むことになります。
廻(ね)とは、回と同じで、回ることです。
ヒンドゥー教では、生物は永遠に苦しい輪廻をくりかえします


これではあまりに無惨だと思い、
お釈迦様は此岸(しがん、この世)から彼岸(ひがん)へ行く道を
仏教によってつくりました。
彼岸の極楽浄土に行けば、人は永遠に極楽に居続けることができます。

のちにこの教えにしたがって、日本ではお彼岸の日には、あっちの岸にいる先祖をとむらうためにお墓参りをするようになりました。
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インドのある単科大学の学長にハヌマンがえらばれました。
学長室には、机もコンピュータもセットされています。 
 (Japan Times、2008年6月8日) Monkey god named head of business school. at Targuman
ハヌマン【画像】
ハヌマンは孫悟空の元です。
インドは中国に、
    宗教(仏教)、
    薬(漢方薬←アーユルヴェーダ)、
    少林寺(←ヨガ)
を伝えたようです。
インドは中国からはもらいませんでした。
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ふところの深いインド人は、みずからが牛をたべないからといって、
    欧米人に居丈高に
    「牛を食べるな」
とはいいません。

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