危難の年に法然、親鸞

法然、親鸞は、50歳違いですが同時代を生きました。
法然は、親鸞と6年間共に生きました。

貴族の世から武士の世へと変わる激動の時代に、
貴族だけなく、普通の人も浄土へ行けますよ、と説きました。

念仏さえ唱えればいいんです、といいました。
専修念仏(せんじゅねんぶつ)です。

2011年は法然の800年回忌です。
親鸞の750年回忌です。

科学の発達で人間は地球の主人公だと尊大に構えるようになりました。
しかし、今度の震災で人間は自然のほんの一部に過ぎないことを知らされました。

2011年、未曽有の危難にあえぐ東日本大震災の年(末法の世、まっぽうのよ)にあわせたように、

800年ぶりに、
750年ぶりに、

お二人はおでましになったようです。

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知恩院 法然上人800年大遠忌(だいおんき)
浄土宗 法然上人800年大遠忌

西本願寺  親鸞聖人750回大遠忌。豊臣秀吉
東本願寺 宗祖親鸞聖人750回大遠忌。徳川家康


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長野県の諏訪湖には「御神渡(おみわたり)」という現象があります。
湖面の氷が夜、ちじんで裂け目ができます。

その裂け目に新しい氷が昼間膨張して押し上げられ、道ができる現象のことをいいます。
御神渡(おみわたり)の記録はおよそ560年にわたって保存されており、世界的にも気候変動の貴重な資料となっています。

その記録に、諏訪湖の氷の張り方が「異常」とはじめてしるされました。
2011年2月のことでした。
東日本大震災が発生したのは3月11日のことでした。
御神渡り【画像】

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(東日本大震災後100日目に記す。2011年6月19日)

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