スサノオは、クシナダヒメとちからをあわせ川の氾濫を防ぐ

スサノオは、クシナダヒメとちからをあわせ川の氾濫を防ぐ


出雲の斐伊川(ひいかわ)は、砂鉄を多く含んだ赤い川でよく氾濫しました。
氾濫で多くの人がなくなりました。

斐伊川を昔の人がヤマタノオロチにみたてました。
利根川を坂東太郎とよぶようなものです。

・ヤマタノオロチの目が真っ赤なのは川の砂鉄の赤です。
・八つの頭があるのは川の氾濫です。
・尻尾から剣が出たのは砂鉄を多く含んでいたからです。

スサノオは治水に尽力して、
ヤマタノオロチを倒し、
住民から尊敬されてクシナダヒメと結婚しました。

家族ともども円満に暮らしました。
こうして「縁結び」の神としてにあがめられるようになりました。

スサノオは、悪者から功労者に変身したおもしろいヒトです。

すさぶる(荒ぶる)とは、乱暴にふるまうことです。

クシナダヒメ(櫛名田姫)の「名田」は稲田の省略形です。
豊かな稲田の神です。

櫛に身を変えてスサノオともども、ヤマタノオロチと戦いました。


斐伊(ひい)川は、荒川流域では、氷川神社となり、縁結びの神様になりました。

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