空海は、804年30歳のとき唐の長安に渡りました。
8歳上の最澄も同時期に渡りました。
当時の長安は、ユーラシア各地から
さまざまな民族がつどう国際都市でした。
空海は、日本ですでに完璧な中国語を話しました。
サンスクリット語は中国で学びました。
長安ではわずか数ヶ月で師匠の恵果(けいか)から
真言密教の最高位を授けられました。
恵果は第7世、空海は第8世です。空海は、真言密教ばかりでなく、
土木工学、
薬学、
冶金学
などの当時の先端科学も持ち帰りました。
日本全国に残るタメ池や井戸は、その名残です。
弘法(こうぼう)信仰は、このようなところからも生まれました。
空海のつくった綜芸種智院(しゅげいしゅちいん)は、
一種の工科大学で、
給食制で誰にでも門戸を開放しました。
高野山(こうやさん)に金剛峯寺(こんごうぶじ)をたて,真言宗(しんごんしゅう)を開きました。
空海は、弘法大師(こうぼう だいし)ともよばれています。
名言
「心の状態は環境によって変わる。静かで落ち着いた環境にいれば、
心も自然と穏やかになる」
「人間は誰もが胸のなかに、宝石となる石を持っている。
一生懸命磨いて、美しく光り輝く玉になる」
空海のキーワード
異能 超人 異彩 巨人 天才 日本三筆 唐で一流文化人 図解の先人
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高野山・金剛峯寺のページ