教職員 250人+
大学院生 1000人+ (主にMBAプログラム)
博士課程 80人+
所在地 フォンテーヌブロー、シンガポール、アブダビ
INSEADのMBAプログラムは、Financial TimesのGlobal MBA ranking 2015では世界第4位、
FT500(時価総額ランキングトップ500社)の企業にCEOを輩出した人数をもとにしたMBAランキング(Financial Times紙,2015年)では、INSEADはハーバード大学に次いで世界第2位。
特色
- 1年制MBAプログラムであること、
- 80か国以上から学生が集まっており言語・国籍の多様性があること、
- キャンパスがフランス・シンガポール・アブダビに分かれていること、
- コーチングに関するユニークなマスターコース(EMCCC)があること等が挙げられる。
ハーバード・ビジネス・スクール、ケロッグ経営大学院、スタンフォード経営大学院と提携を結んでおり、これら4校の在学生・卒業生はお互いの求人データベースにアクセスができる[5]。
概要
INSEADのMBAプログラムは1年が5学期に分かれており、各学期2か月ずつ、正味10か月のプログラムである。
授業は全て英語で行われる。
入学時期が1月と8月にあり、修了時期はそれぞれ12月と7月である。
1、2、3学期の一部で必修科目として、経営学の一般科目である会計学、金融・財務、経営戦略論、マーケティング論、統計学、経済学、オペレーション、組織論、IT、国際関係論の基礎科目が提供され、3、4、5学期に選択科目としてそれら各分野の発展・応用講座が開かれる。
主な日本人卒業
生[編集]
- 藤本進 MS&ADインシュアランスグループホールディングス株式会社取締役副社長執行役員兼三井住友海上火災保険株式会社副社長執行役員、元大蔵省、豊田章一郎の娘婿。豊田章男は義弟。
- 藤田泰久 トヨタファイナンス株式会社代表取締役社長
- 明日香壽川 東北大学教授、経済学・環境科学者
- 福田譲 SAPジャパン株式会社代表取締役社長
- 櫻井本篤 在ニューヨーク総領事(大使)
- 河合美宏 金融安定理事会理事、保険監督者国際機構(IAIS)事務局長
- 上田良一 元三菱商事株式会社代表取締役副社長、NHK経営委員会委員(常勤)
- 中山恒博 メリルリンチ日本証券株式会社代表取締役会長
- 三宅伊智朗 アリアンツ生命保険株式会社代表取締役社長
- 野宮博 元株式会社RHJインターナショナル・ジャパン代表取締役、株式会社クロスポイント・アドバイザーズ共同パートナー
- 松田一敬 北海道ベンチャーキャピタル株式会社代表取締役社長
- 若林拓朗 先端科学技術エンタープライズ株式会社代表取締役
- 石川真一郎 株式会社ゴンゾ代表取締役副社長
- 吉田直樹 株式会社T・Zoneホールディングス代表取締役社長
- 浅井克仁 元フットワークエクスプレス株式会社代表取締役社長
- 小山順子 ヴーヴ・クリコ ジャパン株式会社代表取締役社長
- 三谷宏治 元アクセンチュア株式会社 戦略グループ エグゼクティブ・パートナー, 現金沢工業大学大学院知的創造システム専攻ビジネスアーキテクチャーコース教授
- 荒木和夫 元アーンスト・アンド・ヤングドイツおよび日本 パートナー、名古屋経済大学大学院会計学研究科教授(公認会計士、米国公認会計士、不動産鑑定士、英国勅許鑑定士)
- 鈴木一功 中央大学専門大学院国際会計研究科(アカウンティングスクール)教授
- 浅川和宏 慶應義塾大学大学院経営管理研究科教授
- 階戸照雄 日本大学大学院 総合社会情報研究科教授
- 宮崎久美子 東京工業大学大学院イノベーションマネジメント研究科教授(技術経営専攻)
- 吉森賢 MBA1965、横浜国立大学名誉教授
- 河本尚之 元SMBC日興証券代表取締役副社長
- 阿部直之 元三菱東京UFJ投信代表取締役専務
- 安部義彦 株式会社価値革新機構代表取締役
著名な教授[編集]
- W・チャン・キム、The Boston Consulting Group Bruce D. Henderson Chair Professor of Strategy and International Management、「ブルー・オーシャン戦略」著者
- レネ・モボルニュ、Distinguished Fellow and Affiliate Professor of Strategy and Management、「ブルー・オーシャン戦略」共著者
- マンフレッド・ケッツ ド・ブリース、Raoul de Vitry d'Avaucourt Professor in Human Resource Management、「会社の中の「困った人たち」―上司と部下の精神分析」著者
- Luk van Wassenhove, The Henry Ford Chaired Professor of Manufacturing, world expert in operations management
- ハーミニア・イバーラ, Chaired Professor of Organisational Behaviour, 「ハーバード流 キャリアチェンジ術」著者
- ジェームス・トゥボール, Emeritus Professor of Operations Management, 「サービス・ストラテジー」著者
- マウリツィオ・ゾロ, Shell Fellow in Business and the Environment, Associate Professor of Strategy, 「ポストM&A リーダーの役割」共著者
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Insead beats Harvard Business School into second place as US continues to dominate the top 10 2016 Ranking
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【Nikkei 2016/01/25】
FTのMBA校ランキング、首位はINSEAD
英フィナンシャル・タイムズ(FT)がまとめた2016年グローバル経営学修士号(MBA)スクールランキング(100校)で、フランスとシンガポールに拠点を構えるINSEAD(インシアード)が初めて首位に立った。アジア勢の最高は14位の香港科技大商学院だった。
世界のMBAスクール157校についてFTが学生の国籍などの多様性のほか、修了後の平均年収など20項目を調べて総合評価した。
INSEADは過去3年連続で1位だった米国のハーバード・ビジネス・スクールや英国のロンドン・ビジネス・スクールなどを抑えた。一般にMBAコース期間は2年間だが、INSEADは半分の1年間で修了後の給与は高い水準だった。
アジア勢では香港を含め中国の7校がランキング入りした。インドの3校はそろって順位を上げた。インドの最上位、インド経営大学院アーメダバード校(24位)は、MBAの取得前と後の昇格の大きさが最高だった。
日本勢は今回の調査に参加しなかった。過去の調査では学生の国籍の多様性や女性比率といった分野で評価が低かったという。
・・・・・・・・・・・
「金融より起業」潮流に変化 英語圏のアジア勢伸びる
2016/1/25付日本経済新聞
金融街での高給よりも起業を――英フィナンシャル・タイムズ(FT)がまとめた2016年グローバル経営学修士号(MBA)スクールランキングは、世界のビジネス界でキャリアアップを目指す人々の志向の変化を映している。より実践的で費用対効果の高い教育の提供が大切になってきた。世界に水をあけられている日本のMBAスクールにも、学生の国際化対応など自己変革が求められそうだ。(1面参照)
エリート校での経営学修士号(MBA)は従来、大企業の役員、ウォールストリートやロンドンのシティーといった金融街で高給取りになる近道だった。それが変わろうとしている。
この10年間で金融業界の人気は落ち、2000年代に20歳を迎えた「ミレニアル世代」の若者たちのキャリア願望も変わった。多くのMBA取得者はかつてのように投資銀行に向かうのではなく、技術系の会社や起業を目指している。
就職先が細分化し、高額ボーナスの金融界が魅力を失うなか、ビジネススクールは高い学費をこのまま維持できるのか。
多くの学生はMBA修了時に10万ドル(約1180万円)の借金を抱えている。米コロンビア・ビジネス・スクールのグレン・ハバード学長は「新しいサービスを提供しなければ従来のように学費を上げることは出来なくなるだろう」と語る。
トップ集団とその他の学校のレベル格差も大きくなっている。米シカゴ大ブース・ビジネススクールのステイシー・コール副学長は、トップ集団に含まれるのは「20校強」と指摘する。
そのトップ校も授業料に見合うだけの魅力のアピールに、他校との違いを打ち出そうとしている。首位のINSEADは1959年フランスのフォンテーヌブローで開学、2000年にシンガポール・キャンパスをオープンした。その売りは「真のグローバル経験」で、在学生は毎年フランス、シンガポールなど複数のキャンパスで学び、国際感覚を身につける。
スイスのIMDは、就職先として人気のある大手企業と組み、求人内容に沿ったカリキュラムで人材を育成する。仏HECもこのほど、企業からの意見を踏まえてカリキュラムを刷新した。バーナード・ガレット副学長は「教授陣が不可欠と信じていた教育内容が、実は企業の要請に合わないことに気づいた」と語る。
アジア勢では13校がランク入りした。そのうち7校が前年より順位を上げ、中国人民大商学院が初登場。インド経営大学院アーメダバード校は26位から24位に、シンガポールのナンヤン・ビジネス・スクールが40位から29位に、インド経営大学院バンガロール校は82位から62位に上がるなど、英語圏の学校の伸びが目立った。
ただ、OBらに「母校以外から採用するなら、どの学校から雇うか」と聞き、評判をランキングしたところ、香港科技大商学院が37位(調査全体では14位)、中欧国際工商学院が35位(同17位)と伸び悩んだ。グローバルなブランド力をどう高めるかがアジア勢の課題だ。
学生の負担軽減に、各校は奨学金制度も拡充している。先行するハーバード、スタンフォードは50%の学生が学資援助を受けている。
INSEADは1年コースでMBAを提供する学校としても初めて1位となった。同校の12年卒組が、修了後3年間に得た平均年間収入は約16万7千ドルで、MBA取得前と比べほぼ倍増。通常2年コースでトップ5を構成するハーバード、ロンドン、ウォートン、スタンフォードのMBA取得者もおおよそ同レベルの給与を得ていた。
しかし、バリュー・フォー・マネー(金額に見合う価値)で測れば、INSEADがトップ10に入ったのに対し、その他4校は最も投資効率が悪い(学費が高い)分類に入った。「費用対効果」の高いMBAの評価が高まった。
世界のMBAスクール157校についてFTが学生の国籍などの多様性のほか、修了後の平均年収など20項目を調べて総合評価した。
INSEADは過去3年連続で1位だった米国のハーバード・ビジネス・スクールや英国のロンドン・ビジネス・スクールなどを抑えた。一般にMBAコース期間は2年間だが、INSEADは半分の1年間で修了後の給与は高い水準だった。
アジア勢では香港を含め中国の7校がランキング入りした。インドの3校はそろって順位を上げた。インドの最上位、インド経営大学院アーメダバード校(24位)は、MBAの取得前と後の昇格の大きさが最高だった。
日本勢は今回の調査に参加しなかった。過去の調査では学生の国籍の多様性や女性比率といった分野で評価が低かったという。
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「金融より起業」潮流に変化 英語圏のアジア勢伸びる
2016/1/25付日本経済新聞
金融街での高給よりも起業を――英フィナンシャル・タイムズ(FT)がまとめた2016年グローバル経営学修士号(MBA)スクールランキングは、世界のビジネス界でキャリアアップを目指す人々の志向の変化を映している。より実践的で費用対効果の高い教育の提供が大切になってきた。世界に水をあけられている日本のMBAスクールにも、学生の国際化対応など自己変革が求められそうだ。(1面参照)
エリート校での経営学修士号(MBA)は従来、大企業の役員、ウォールストリートやロンドンのシティーといった金融街で高給取りになる近道だった。それが変わろうとしている。
この10年間で金融業界の人気は落ち、2000年代に20歳を迎えた「ミレニアル世代」の若者たちのキャリア願望も変わった。多くのMBA取得者はかつてのように投資銀行に向かうのではなく、技術系の会社や起業を目指している。
就職先が細分化し、高額ボーナスの金融界が魅力を失うなか、ビジネススクールは高い学費をこのまま維持できるのか。
多くの学生はMBA修了時に10万ドル(約1180万円)の借金を抱えている。米コロンビア・ビジネス・スクールのグレン・ハバード学長は「新しいサービスを提供しなければ従来のように学費を上げることは出来なくなるだろう」と語る。
トップ集団とその他の学校のレベル格差も大きくなっている。米シカゴ大ブース・ビジネススクールのステイシー・コール副学長は、トップ集団に含まれるのは「20校強」と指摘する。
そのトップ校も授業料に見合うだけの魅力のアピールに、他校との違いを打ち出そうとしている。首位のINSEADは1959年フランスのフォンテーヌブローで開学、2000年にシンガポール・キャンパスをオープンした。その売りは「真のグローバル経験」で、在学生は毎年フランス、シンガポールなど複数のキャンパスで学び、国際感覚を身につける。
スイスのIMDは、就職先として人気のある大手企業と組み、求人内容に沿ったカリキュラムで人材を育成する。仏HECもこのほど、企業からの意見を踏まえてカリキュラムを刷新した。バーナード・ガレット副学長は「教授陣が不可欠と信じていた教育内容が、実は企業の要請に合わないことに気づいた」と語る。
アジア勢では13校がランク入りした。そのうち7校が前年より順位を上げ、中国人民大商学院が初登場。インド経営大学院アーメダバード校は26位から24位に、シンガポールのナンヤン・ビジネス・スクールが40位から29位に、インド経営大学院バンガロール校は82位から62位に上がるなど、英語圏の学校の伸びが目立った。
ただ、OBらに「母校以外から採用するなら、どの学校から雇うか」と聞き、評判をランキングしたところ、香港科技大商学院が37位(調査全体では14位)、中欧国際工商学院が35位(同17位)と伸び悩んだ。グローバルなブランド力をどう高めるかがアジア勢の課題だ。
学生の負担軽減に、各校は奨学金制度も拡充している。先行するハーバード、スタンフォードは50%の学生が学資援助を受けている。
INSEADは1年コースでMBAを提供する学校としても初めて1位となった。同校の12年卒組が、修了後3年間に得た平均年間収入は約16万7千ドルで、MBA取得前と比べほぼ倍増。通常2年コースでトップ5を構成するハーバード、ロンドン、ウォートン、スタンフォードのMBA取得者もおおよそ同レベルの給与を得ていた。
しかし、バリュー・フォー・マネー(金額に見合う価値)で測れば、INSEADがトップ10に入ったのに対し、その他4校は最も投資効率が悪い(学費が高い)分類に入った。「費用対効果」の高いMBAの評価が高まった。
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計1千万円超も学費どう工面? ローン優遇・ネット、活用
2016/1/25付日本経済新聞
経営学修士号(MBA)スクールのトップ校の学費は10万ドル(約1180万円)にも上る。スタンフォード大経営大学院のMBAコースは12万8100ドル。どのように工面するのか。
奨学金は幅広くあり、学力などに応じて受けられる。FTの2016年ランキングの対象となった12年修了組でみれば、45%が奨学金や学資援助を受けていた。銀行の学資ローンも一つの手だ。
インターネットを経由して不特定多数から資金を募る「クラウドファンディング」もある。プロディジー・ファイナンス社が仲介するシステムでは、在学中および修了から半年間は返済の必要がなく、その後、7年間かけて返していく仕組みだ。
INSEAD wp
計1千万円超も学費どう工面? ローン優遇・ネット、活用
2016/1/25付日本経済新聞
経営学修士号(MBA)スクールのトップ校の学費は10万ドル(約1180万円)にも上る。スタンフォード大経営大学院のMBAコースは12万8100ドル。どのように工面するのか。
奨学金は幅広くあり、学力などに応じて受けられる。FTの2016年ランキングの対象となった12年修了組でみれば、45%が奨学金や学資援助を受けていた。銀行の学資ローンも一つの手だ。
インターネットを経由して不特定多数から資金を募る「クラウドファンディング」もある。プロディジー・ファイナンス社が仲介するシステムでは、在学中および修了から半年間は返済の必要がなく、その後、7年間かけて返していく仕組みだ。
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