柿本人麻呂(かきのもと のひとまろ):川越氷川神社

柿本人麻呂(かきのもと の ひとまろ)。歌聖 :川越氷川神社


柿本人麻呂(かきのもと の ひとまろ)


・柿本人麻呂 (かきのもと の ひとまろ)  660年- - 724年3月18日


川越氷川神社内の柿本人麻呂神社

柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)は、
直系といわれる綾部家が戦国時代1505年頃に
川越に移住してきたことからまつられるようになりました。

当時の城主は、扇谷(おおぎやつ)上杉朝良(ともよし)でした。

麻織物を家業としていたことから、
屋号を麻屋と称し、塩・油・肥料を扱う川越の豪商に発展していきました。


※十代目綾部 利右衛門(あやべ りうえもん)は、初代川越市長です。


柿本人麻呂(660年頃 - 720年頃)は、万葉集第1の歌人で、歌聖といわれています。
万葉集に100ほどの歌を残しています。

柿本人麻呂は、歌業、学業の神である他に、
防火の神、安産の神でもあります。

「ひとまる」は「 火止まる」、「人産まる」に通じます。

柿本人麻呂祭は、命日の4月18日に毎年とりおこなわれます。

川越氷川神社境内案内図
柿本人麻呂祭 4月18日



2025年5月15日13時30分

講演会 
松山奈穂   近世の建築彫刻  
cf.  川越氷川神社note 




  

川越市文化財保護協会   川越市博物館  


高津柿本神社(たかつ かきのもとじんじゃ、島根県益田市高津町)が柿本人麻呂神社の本社であるといわれています。


【柿本人麻呂の歌】

「東(ひんがし)の野に
    かぎろひの立つ見えて 
        かへり見すれば月かたぶきぬ」
(東の野にかげろうが立ち、かえりみれば西の空に月影が傾いている。)

「あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の 
    ながながし夜を 
        ひとりかも寝む」

(山鳥の長く垂れた尾のように、長い長いこの夜を、私は独りさびしく寝るのだろう。)
<* 山鳥は、夜になると独りさびしく寝るといわれています。>