クォーター制(quota system、割り当て制度 )とは、過去の差別をなおすための一時的差別のことです。
ゴルフのハンディのようなものです。
女性議員を3割にふやすためのクォーター制が取り沙汰されています。
女性の力を強くすることは、
国家の成長発展に必要だ、
経済合理性にかなう、
国際体面上必要だ、
と唱える人もいます。
ところで、日本の男権社会は、儒教の「男尊女卑」に基づいています。
日本は、1954年(昭和29年)から1970年(昭和45年)までの
約16年間は高度成長期でした。
高度成長時代は、家父長制で、肉労の製造工場では
「だまってオレについてこい」がすぐれたモデルでした。
しかし、今は頭を使う仕事が中心になりました。
多くの女子短大が消え、女性は4大進学です。
女性は、実力をどんどん発揮しています。
「先進国クラブ」とも呼ばれるOECD(経済開発協力機構)加盟国では、
クォータ制を取り入れています。
ノルウェーを先頭に、アイスランド、スウェーデン、フランス、ドイツ、イギリス、メキシコ、チリ、イスラエル、韓国など32カ国が採用しています。
採用していない国は、アメリカ、ニュージーランド、トルコ、日本の4カ国だけです。
かつては、
平塚らいてうが、 「国が女性を保護せよ」
与謝野晶子が、「女性は経済的自立を」
山川菊栄が、 「家事に対価を」
と唱えていました。
いずれ、日本女性は、日本男子を追い抜くでしょうが、
「いずれじゃ、もう遅い」
「いまでしょ」
が、クォーター制論者です。
「縮まらない男女格差 女性の政治参加を」 NHK解説
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