アナンタは、ヴィシュヌ神が座臥する多頭の蛇

アナンタに座るヴィシュヌ神
ヴィシュヌ神は、アナンタという7つの頭をもつ蛇に座臥(ざが=座ったり、寝たり)しています。
この7頭の聖蛇は、仏教にもとりいれられ、アナンタ竜王と呼ばれ、仏陀を守っています。
アンコール・ワットのアナンタ
カンボジアのアンコール・ワットにもこの多頭の聖蛇アナンタの彫刻が至る所に見らます。

アナンタなどの、蛇神(ナーガ)を、仏教では、八大龍王などの竜神(りゅうじん)として取り入れました。
東アジアでは竜となっています。
怒ると干ばつになり、なだめると雨を降らします。

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