下は、Japan Timesの論説Japan as a tourist destination、
2008年10月15日を抜粋編集したものです。
観光庁が2008年10月に発足した。
他国では観光インフラができあがっているが、日本ではまだだ。
外客(訪日外国人旅行者数、インバウンド)は700万で、タイ、香港の半分だ。
フランスの8000万人に達するには道中は長~い。
日本観光のことばに関する課題は多い。
外国人用多言語観光ガイド、多言語メニュー、英語の話せるフロントデスク、外国人に使いやすいホームページなど。
国中の歴史文化スポットには、精緻(せいち)な多言語表示が必要である。
多くの外客はショッピングを主目的としているにもかかわらず、ショッピングの受け入れ体勢はできていない。
日本人は、多種多様な人々を暖かく受け入れるべきである。
観光は、おおきな経済効果をもたらすばかりでなく、外国との相互理解を増進する有力な手段である。
* * *
* * *
相互交流(双方向の人的交流、intervisitation)は、お互いの国際感覚を磨き、民間レベルの相互理解を深めることにつながります。
国際紛争の絶えない現代にこそ、観光の平和的、文化的な意義を認識する必要があります。
* * *
【観光には笑顔がいちばん By桑原政則】
2008年6月、北タイのチェンライを訪れました。
観光への投資、努力のあとはそれほど感じられませんでした。
しかし、人々の笑顔が何よりのプレゼントでした。
(2010年8月30日改稿)