高遠そばの店 百丈 <川越

手打ちそばの店「百丈」の名物は、
「高遠(たかとお)そば」です。 

大根おろしのしぼり汁をくわえた辛みそばです。
つけ汁が淡泊で、そばの腰が強く、風味があることが特徴です。

そばは、桜の名所信州高遠ではなく、
福島県喜多方市の山都町(やまとちょう)産です。
ご主人も、福島県人です。

高遠そばと会津には、会津藩祖の保科正之が関係しています。

2代将軍秀忠の傍流の子、保科正之は保科家の養子となりました。
のちに会津23万石の藩祖となりました。
会津の人々に高遠そばづくりをすすめたのが保科正之でした。

百丈の建物は、国の登録有形文化財。
川越の代表的看板建築で、洋風3階建て、1932年建築。
「看板建築」とは、壁面を看板として使った建物です。
看板で屋根が隠れるようになっています。
大正初期から20年間ほど流行した洋風建築です。

外壁は、芋目地の銅板ぶき、
1階のひさしは、銅蛇腹でふいてあります。
窓の両側は、半円柱のエジプト風つけ柱となっています。
2階と3階の窓のスタイルは、異なっています。
いろいろな様式をたくみにまとめ上げています。

看板建築の特徴

手打そば 百丈
山都町公式ページ

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