ヴィシュヌ神は霊鳥ガルーダに乗る

ガルーダに乗るビシュヌ神とラクシュミー
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ヴィシュヌ神はふだんは聖蛇アナンタに座っています。
出かける時は霊鳥ガルーダに乗ります。

インドネシアのガルーダ航空の名もこの霊鳥に由来します。
インドネシアは、バリ島をのぞいて、いまではイスラム教の国です。

しかし、紀元後から15世紀までヒンドゥー文化圏にあったことの名残がこのようなところにも見られます。
 <*  インドネシアがイスラム教になったのは、中東ではなく、インドのムスリム商人によるものです。>

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タイのパスポート
src:http://images.wikia.com/mafiawars/images/d/d7/Huge_thai_passport.jpg  
ガルーダは、タイでは、パスポートの紋章になっています。
上座部仏教国のタイ、カンボジア、ミャンマーの寺院では、ガルーダは、幻想的な形で表されます。

インド文明を知れば、東南アジアがさらにおもしろくなります。

日本ではこの霊鳥ガルーダは金翅鳥(こんじちょう)とよばれます。


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