菓子屋横丁は養寿院の所有地です。
養寿院付近には北から、
大蓮寺(だいれんじ)、
見立寺(けんりゅうじ)、
養寿院、
長喜院、
行伝寺(ぎょうでんじ)、少し離れて、
妙養寺、
蓮馨寺(れんけいじ)
が並んでいます。
寺院群は、
城を守るための砦、自然の要害の役も果たしました。
これらの寺院群は、西に広がる平地から眺めると、丘の上にあります。
敵方の兵も一揆の農民も、
仏罰、たたりを恐れてこれら寺院には近づきませんでした。
松平信綱は町割(まちわり)で、
養寿院、行伝寺、蓮馨寺、妙養寺のまわりの町を、
四門前町(しもんぜんまち)
としました。
川越城の東側、北側は沼沢地で敵襲の心配はありませんでした。
南側は喜多院がありました。
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