大陸の大国家は、暴力が習い性:中国、ロシア、インド、中東 <文明論
ユーラシア大陸には、ナナメに砂漠地帯が走っています。
…。
砂漠地帯のワキに大国家群が発達します。
サハラ、ルブアリハリ、タクラマカン、ゴビ |
しかしこれらの帝国は、砂漠の遊牧民により、
倒されてしまいます。
遊牧民の暴力はすさまじく、
ジンギスカンのように、皆殺しが原則でした。
(梅棹忠夫『文明の生態史観』)
周辺の帝国は、遊牧民の皆殺しに対抗するために、
大急ぎで強固な組織、専制国家をつくりました。
民主主義などを育てる悠長な余裕はありません。
大陸国家が暴力、専制的なのは、
みずからを守るための歴史的な必要から来ています。
西欧と日本だけが、砂漠の暴力とは無縁で、
悠々と近代文明、民主主義を育てることができました。
…。
西欧≒日本、です。
西欧のひとつひとつの国家が、
日本の都道府県に該当します。
紋章があり、封建制(半独立国家群)を共有しています。
都道府県ごとに名物があります。
封建制を経験していない大陸専制国家には、
家紋も名物もありません。
今を生きる人々が、平和な世界に生きるにはまだ早すぎます。
1000年単位で世界を考える必要があります。
【※】
・肉体をいじる宦官(かんがん)を、日本は採用しませんでした。
・優秀な人物を選抜する科挙も日本は採用しませんでした。
∵ 能力より、血縁の人物が大事でした。
・平安京などの日本の都市は、敵を防ぐ城(城壁)をつくりませんでした。
0 件のコメント:
コメントを投稿