潮木守一:大学の現状

潮木守一(うしおぎもりかず)による大学論の摘録です。(2008)

長年続いた18歳人口の急騰期に大学の数は400から600に。
ならば、18歳減少期に600から400にするのは、企業なら当然。
しかし大学の数は昔のまま。

役に立たない大学には金を払わなくなった親世代が出現。

親子関係も市場経済化し、けなげな親が消滅。
子供は家の宝からお荷物へ。

改革の主導者は教授会ではなく、理事会でもなく受験生市場。

ほぼすべての大学が「大学経営学」を知らずに経営している。

専門職員が必要:入試戦略、改組転換戦略、宣伝戦略、就職戦略、資金戦略、人事戦略、人事戦略。

新名称の学部、学科はかえっていかがわしさの代名詞に。

大事なことは日本の大学をいかに世界標準に適合したものに再編成していくか。
潮木守一(うしおぎもりかず)