2019/06/12

一遍上人(いっぺん しょうにん)。踊り念仏。時宗(じしゅう)の開祖。Ippen。9月9日没

一遍上人(いっぺん しょうにん)。踊り念仏。時宗(じしゅう)の開祖。Ippen。9月9日没

一遍上人     川越の常楽寺
・1239年3月21日。 松山~1289年9月9日没。50歳。兵庫

一遍上人(いっぺん しょうにん)は、鎌倉中期の僧で、
踊り念仏で知られる時宗(じしゅう)の開祖です。

「上人( しょうにん)」とは、えらいお坊さんのことです。


一遍上人は、16年間諸国をめぐり歩いて、
ひたすら念仏を唱えることで
極楽へ行けると説いてまわりました。


念仏に合わせて、鐘・太鼓を打ち鳴らす、
「踊り念仏」
やさしく教えを広めます。

一遍に従って全国各地をめぐり歩いた人々を時衆(じしゅう)とよびます。


一遍は、寺住まいをせず、絶えず諸国を遊行(ゆぎょう)します。
遊行上人ともよばれます。


念仏の教えは、法然、親鸞よりも
    一遍上人によりひろまります。


一遍上人 絵伝(えでん)には、
各地の生活風景などが生き生きと描かれています。


踊りながら念仏唱える「踊躍(ゆやく)念仏」披露 京都国立博物館  【+1】


一遍がみた風景  【+3】

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【鎌倉宗教は、スッキリ】

鎌倉の世になり、土地が、貴族のものでなく、
開墾した武士自身のものになり、
ものごとがスッキリ、
    簡単明瞭、合理的になります。

ひとびとはものを現実的に見るようになり、
    絵巻物や彫刻も
写実を重んじるようになりました。

最澄の比叡山からは、
浄土宗、浄土真宗、臨済宗、曹洞宗、日蓮宗
が生まれます。


仏教も、法然、親鸞、日蓮、一遍のように、
「となえさえすれば、浄土へ行ける」
というように、
簡単になります。
また「座れば、浄土へ」もあります。

「唱えれば」浄土へ
  1. 法然(浄土宗)
  2. 親鸞(浄土真宗)
  3. 日蓮(日蓮宗)
  4. 一遍(時宗)

    「座れば」 浄土へ
  5. 栄西(臨済宗)
  6. 道元(曹洞宗)

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