円仁 (794~864)。川越の中院を開く。狭山茶をはじめる <川越の先人

円仁 (794~864)。川越の中院を開く。狭山茶をはじめる


 円仁(えんにん)は、比叡山・延暦寺(えんりゃくじ) 第3代座主ざす。天台宗の首席)です。
天台宗の開祖・最澄の弟子で、中国で密教(秘密の仏教)を学びました。

川越の中院、松島の瑞巌寺などを開きました。

栃木県出身です。

   『入唐求法巡礼行記(にっとう ぐほう じゅんれいこうき)』は、最後の遣唐使となった円仁の旅行記です。

『入唐求法巡礼行記』は、
玄奘三蔵(げんじょう さんぞう)『大唐西域記(だいとう さいいきき)』、
マルコ・ポーロ『東方見聞録』
ととも に、東アジアの三大旅行記のひとつです。

元駐日大使ライシャワーが英訳して広く知られるようになりました。


 狭山茶(さやまちゃ)は、円仁が京から茶の実をとりよせ、薬用として眠気防止のために、川越の中院で栽培したのが始まりとされています。
狭山茶発祥の地 【画像】

狭山茶は3大茶の1つで、「色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山でとどめさす」とうたわれています。

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