日本は、世界を、アメリカ、イギリスを通して見ています。
フランスの視点も取り入れる必要があります。
フランスを中心とした大陸欧州は、米英とちがった思想をもっています。
世界におけるフランスの存在感は、大きいです。
寺島実郎:
五稜郭の戦いで、フランスの将校が10人榎本武揚とともに立てこもりました。
奥羽列藩も破れ、日本全体が幕府を見限っている中で、彼らは本国への帰国命令を無視し、五稜郭で最後まで戦い捕虜になりました。
上官のジュール・ブリュネは、フランスに戻ってからは、陸軍少将にまで昇進しています。
富岡の製糸工場には、フランスから機械技師、医師などとともに、4人の女性が技術支援のためにやってきました。
日本の近代史にフランスが果たした役割は大きいです。
欧州が見えなくなれば、日本は迷走します。
寺島実郎『時代との対話』
ジュール・ブリュネ
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おりしもフランスでJapan Expoが開かれています。
フランスで巻き起こるクール・ジャパン旋風 Japan Expoが開催中!
シラク元大統領は、相撲マニアの親日家で数十回も来日しています。
北野武をフランスは理解しますが、英仏では考えられないことです。
フランスは日本のよき理解者です。
アニメ、マンガ、コスプレや日本文化は、フランスを介して世界に発信すると、大きな影響力をもつようです。
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パリにアラブ世界研究所があります。
アラブ22ヶ国とフランスが出資しています。
これにより、中東、アラブ、石油などの情報は、アメリカではなくて、ここに集まるようになっています。
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