アジアは成長中:インド、フィリピン、ベトナムは高成長。2023年、マレーシアが高所得国に。タイも目前

インド、28年にGDP6兆ドル突破、日本超え
日経センター中期予測、中国の成長は鈍化

<まとめ> アジアの成長率
  • 2028年、インドは世界3位の大国に
  • インド、フィリピン、ベトナムは高成長続く
  • 2023年、マレーシアが1万2千ドル以上の高所得国に。タイも目前
  • インドネシアやフィリピン、ベトナムが2030年までに高位中所得国(4千ドル以上)に
  • (桑原政則)
    • インドとアセアンだけで20億人。平均年齢が20歳代!
    • 訪日客が多いのは、所得が増えたから。

2017/12/5 17:51 nkを抜粋編集
 日本経済研究センターは、アジアの主要11カ国について2030年までの中期の経済成長率の見通しをまとめた。インドやフィリピン、ベトナムなどで人口の増加や投資の拡大により高成長が続くとみる。28年時点ではインドの名目国内総生産(GDP)が6兆ドル(約675兆円)を突破し、経済規模で日本を上回る世界3位の大国になると予測した。

 中国の実質GDP成長率は緩やかに減速し、30年にかけて2.8%増に鈍化する見通しだ。過剰設備の調整が進み、投資の減速で資本ストックの増加に歯止めがかかると予測した。人口増の一服で、労働投入による成長の押し上げ効果も薄らぐとみている。

 一方、中国では都市化の進展に伴い、通信インフラの整備や教育水準の改善などにより生産性が高い伸びを示す見通し。経済規模の拡大で成長率は減速するものの、30年時点では米国の名目GDPの8割超の規模となり、アジアや世界での影響力が高まるもようだ。

 各国の豊かさの目安となる1人あたりの名目GDPでは、23年にマレーシアが1万2千ドル以上の高所得国に仲間入りし、25年には中国も同水準を上回る見通し。タイも高所得国入りが目前に迫る。また、インドネシアやフィリピン、ベトナムが30年までに高位中所得国(4千ドル以上)に加わると予測した。

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