『河北新報』の「河北」って?

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戊辰戦争で会津城を攻め落とした長州の士官は、

    「白河以北、一山百文(ひとやまひゃくもん)」


何の価値もなし、

と傲岸と言い放ちました。

以降、明治政府は、東北地方を放置します。

北海道を開拓し、朝鮮、台湾には投資しましたが、
東北は素通りしました。

「山ひとつ百文だと?
ならば、東北の意地を見せてやろう」

と、

    『東北日報』

を改題して創刊されたのが

河北 新報(かほくしんぽう)』です。

1897年(明治30年)のことです。

東北地方に、「河」は白河だけです。

北上川、阿武隈川、雄物川、最上川などは「川」です。
河北とは、白河以北のことです。

『河北新報』は、100年以上も東北とともに歩み、東日本大震災でも奮闘しています。


福島県の中の白河市 位置図

戊辰(ぼしん)戦争 
1868年は戊辰(つちのえたつ、ぼしん)の年です。
1868年は、1月1日から9月7日まで慶応4年です。
9月8日より明治元年になりました。

福島に東京電力があって、東京に電力を供給しています。
福島の人は、東北電力から電力を買っています。


東北再生 あすへの針路
河北新報