2009年への視座:寺島実郎

2009年3月5日寺島実郎さんの好例の講演がありました。下は概要です。

  • アメリカ一極支配の終わり
    • 力の論理の破たん
    • 新自由主義の敗北
    • モノを作らない経済の限界
  • アメリカの現在
    • 競争主義、市場主義、改革開放、規制緩和という新自由主義を廃棄
    • 今は国家管理経済へ転落
  • 時代が呼んだオバマ
    • ベトナム戦争で疲れ果てたときに「いやしのカーター」が登場
    • イラク戦争への失望と憔悴がオバマを呼んだ
  • オバマのグリーン・ニューディールは大化けかも
    • アメリカは冷戦後の生き残りに軍事技術をITに活用し、IT革命で再生
    • 同様に、太陽、風力、バイオマスによるエネルギー革命の可能性
    • 自家発電型の電気自動車も登場
  • 日本の相手
    • アメリカへの過剰依存からユーラシアへ
    • 2008年の貿易総額に占める比重は、アメリカ14%、アジア45%
  • 日本創生へのシナリオ
    • 日本の食料品輸出は5000億円
      • 先端技術でいいものをつくれば世界で売れる
      • 農業生産法人による農業を
      • 二地域居住による食の確保を
    • 資源大国日本へ
      • 日本の国土は、海を入れると世界第6位
      • 有望な海底資源
        • 銅、鉛、亜鉛、金、銀、コバルト、マンガン
        • メタン・ハイドレードは、天然ガスの100年分
    • 中型ジェット機の製造を
      • アジア大移動時代に最適
      • 広いすそ野(プラットホーム型産業)
        • 新素材、ナノ、IT、バイオ、エンジン
      • 宇宙開発には、人ではなくロボットを活用

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