10月2日は日光で長講会(じょうごえ)

山門から慈眼堂をのぞむ
慈眼堂へ向かう僧侶たち

10月2日は、天海僧正の命日です。
毎年、じょうごえ(長講会)が日光の慈眼堂(じげんどう)でとりおこなわれます。

じょうごえ(長講会)とは、~い、何日間にもわたる論の法(ほうえ、経典の催し)です。

慈眼大師(じげんだいし)・天海僧正が、好んでおこなっていたものです。

天海僧正の眠る慈眼堂は、3代将軍・徳川家光の大猷院(たいゆういん)の下方にあります。

天海僧正は、衰えた日光山に東照宮をお招きし、日光を復興した立役者です。

この法会には、天海大僧正の好物であった納豆汁も参加者に供せられます。

天台宗最後の大師、1648年
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北白川宮能久(よしひさ )親王、最後の輪王寺宮。
慈眼堂境内にて特別公開。
北白川宮能久(よしひさ )親王 (1847-1895、48歳)

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大猷院
建物は東照宮を、墓は慈眼堂を向いています。
日光 地図

神田神社 #2:江戸の総鎮守 芝崎納豆の画像
家光の墓はなぜ日光に?
日光山の慈眼堂

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今回の じょうごえ(長講会)には、天海僧正の誕生の町・会津美里町の歴史講座のみなさま40名以上に同行させていただきました。
会津美里町役場の阿部健太郎さんにいろいろお世話になりました。

観音寺の千田光明住職には、2011年10月1日観音寺にて観音寺についてのお話をたまわりました。

春日武之さん(日光殿堂案内協同組合理事長)のユーモアあふれる楽しいガイドで日光の歴史がさらに身近になりました。

NPO法人武蔵観研の富田忠さん、小林義朗さんには、今回のじょうごえ(長講会)取材の旅で終始ご協力いただき、楽しい座談の機会をもつことができました。

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