図解だと「わかる!忘れない!」 <図解
図解は、相手にはやく素直に納得してもらう有効なツールです。 左脳でコツコツと論理的に木を見て、さらに右脳で鳥瞰(ちょうかん)的に森を見れば、理解は速いし、深まり、また記憶も残存します。木を見て森を見ることもできます。 図解の利点を掲げます。 絵は、千語の説明よりよくわかるといいます(A picture is worth a thousand words.) 図解は訴求力が高いです。 図は全体をみることができるので、一瞬で直感的、総合的な認識が可能です。 図解(鳥の目=右脳=直感)に文字(虫の目=左脳=論理)をそえた情報は、5倍以上理解しやすく、5倍以上長く記憶に残るといわれています。 図解はみずからの理解を深める作業を助けてくれるツールです。 わかりやすく説明するための道具だけでなく、問題点を見つけ、考えるためのツールです。 よくできた図解は、頭の中で漠然と思い描いていることにカタチを与えて、はっきりと意識できるようにしてくれます。 図解は、「考える力」をつけてくれます。 図解化の手順は次のようです。 テキストを通読しながらキーワード、エッセンスをぬきだし、分析しまとめます。 箇条書き→図解と進みます。 箇条書きは名詞句か短文にし、枝項目をつくります。大項目は7項目以内におさめます。 箇条書きの欠点は、項目間の関係がわかりにくいことです。 人間や動物の絵を入れるとなじみやすくなります。 ★完成形は一度にできません。 1度目は雑につくって、日を改めて修正します。 修正のたびによくなっていきます。 ふだんから新聞や雑誌の図解を収集してしておき見返すのが上達の早道です。