2006年マナスル登山 /提供 田部井淳子 |
2016/10/20。川越市
田部井淳子(たべい じゅんこ)は、女性として世界で初めて、1975年エベレスト、1992年7大陸の最高峰を登頂しました。
福島県三春町に生まれ、 昭和女子大に在学中から、登山活動に力を注いできました。
『田部井淳子のそこに山があるから』など山の著作が多くあります。
小惑星「6897Tabei」は、エベレストの女性初登頂に成功した田部井淳子に因んで命名されたものです。
「田部井淳子基金」もあります。
年数回、海外登山に出かけます。
以下のインタビューは、2013年出発前のあわただしいひとときに、桑原政則がインタビューをお願いしたものです。
1 「荻野吟子賞」を受賞されました。ご感想は?
荻野吟子さんは、日本ではじめて女性医師となった方ですね。
思ってもみなかったことなので、光栄で、ありがたいことです。
2 川越にお住まいですね?
川越に38年以上住んでいます。
川越は、空気がきれいで、自然も豊かで気に入っています。
また、旧市街にもでかけますが、蔵の街など小江戸の風情に富んだいいところがありますね。
大好きです。
3 男女共同参画がとりざたされています。何をお望みですか?
行政を始め日本社会は、女性の能力をまだまだ生かし切っていません。
女性の適任者がもっといるはずです。
能力ある女性の活用をお願いしたいです。
4 女性には何をもっと期待しますか?
あまりこもっていないで、外へ出て現場現地体験をたくさん積んでください。
人間の特徴は、2本の脚で長時間歩けることです。
それをどんどん活かしてください。行ったことがない場所に行って、自分の肌で感じて、感動して欲しいです。もっている能力を存分に生かしていただきたいと思います。
5 山に関してみなさまに一言を。
日本の山はすばらしいです。いい山がたくさんあります。2本脚で歩いて、日本の山のいいところをいっぱい感じてほしいと思います。
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