小村雪岱(せったい)。最後の浮世絵師 、極細の線による美人画 <川越の先人

 

・明治20年(1887年)3月22日 - 昭和15年(1940年)10月17日。53歳没

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三井記念美術館で、4月18日まで『小村雪岱スタイルーー江戸の粋から東京モダンへ』展を開催中です。

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【画像】小村雪岱
【画像】 小村雪岱の作品群  wp

小村雪岱(せったい)は、川越市郭町(くるわまち)で生まれ、
幼くして両親を失いました。

大正から昭和にかけて生きた日本画家、版画家、挿絵画家、装幀家です。
東京芸大で、下村観山に学びました。

1913年、泉鏡花の『日本橋』の装丁で高い評価を得て、人気作家になリました。雪岱の雅号は泉鏡花から拝しました。
鏡花の代表作のほとんどを、小粋で江戸情緒ゆたかな装丁で飾っています。

邦枝完二「おせん」の新聞小説の挿絵で地位を確立しました。

極細の線による美人画から、「最後の浮世絵師」、「昭和の鈴木春信」とも評されました。

有名作品には、 「おせん」、「日本橋」、「雪の朝」、「星祭り」、「河岸」、 「夜の雨」があります。



ニューヨークで川越の画家・小村雪岱(せったい)に出会う  2013/11

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